マウスピース矯正 (MRC矯正) の4つの特徴
投稿日:2018年2月10日
カテゴリ:子供の歯と歯並びのお話
わだち歯科クリニックは、マウスピース型矯正装置について十分な研修数と症例数(マウスピース型矯正装置を用いて治療した子供たちの数)を満たしたクリニックが登録できる Myobrace Member の歯科医院です。
開業以来、矯正治療については本当に色々研修を受けてきました。
昨今、小児矯正には非常に多くの方法があります。
そしていろいろ研鑽を積み重ねるに従い、色々な方法の利点そして欠点を感じています。
そんな中、今わだち歯科クリニックとして幼稚園児・小学生に今現在一番良いと思っているのがMRC矯正です。
今日はそんなMRC矯正の特徴について書いてみます。
MRC矯正治療の4つの特徴
MRC矯正システムの特徴は、以下の4点です。
・歯を抜かない
・ブラケットやリテーナーを使用しない
・悪い歯並びに後戻りしない
・きれいな顔立ちを手に入れることができる
これらを順に説明していきます。
永久歯を抜かない
まず、一般的な矯正治療では「ブラケット」という、歯に針金(ワイヤー)をつけた矯正治療方法が主です。
この方法は全ての永久歯が生え揃った後に行うことがほとんどです。
保護者の方々の多くは、子供の前歯の生え方に異常や疑問を感じて(または受け口や出っ歯のように、上下のバランスが悪いかみ合わせに気付き、心配をして)歯科医院を受診するのですが、マルチブラケットの矯正方法を行う歯科医院さんでは、永久歯が全て生え揃うまで矯正治療を待つように言われます。
保護者の方が、子供の歯並びを気にしているのに、、、です。
生え揃うまで待って、そのタイミングで問題なく治療を始めることができればまだ良いのかもしれません。
ですが永久歯が全て生え揃うのは、だいたい中学2~3年生の頃です。
多感な時期に入った子供が、歯にワイヤーをつけることを見た目を気にして嫌がったら、どうすれば良いでしょうか?
思春期に入った我が子を絶対に説得できる自信は、ありますか?
ブラケット矯正では、ワイヤーの力により歯の位置を是正(矯正)していきます。なので、顎の成長が終わった段階でなければ治療を開始することができないのです。
さらにその時期に矯正治療を待った結果、歯並びが相当悪くなってしまっていたら、永久歯を4本抜かなければならないことも少なくありません。
それに対してMRC矯正治療は、正しく顎を成長させ、その結果として歯を正しい位置に整えていきますので、永久歯を抜くことはまずありません。
リテーナーを使用しない&後戻りしない
ワイヤーを用いた矯正方法は、ワイヤーで力をかけて歯を動かしていきます。なのでワイヤーを外すと歯にかかっていた力が全く無くなり、その結果後戻りを起こしやすくなります。
それを防ぐためにワイヤーが外れた後もリテーナーと呼ばれる後戻り防止装置を何年も入れ続けなければなりません。
歯並びを悪くしてしまった根本的な原因を何も改善していないので、そこがそのままであれば元に戻ってしまうのは当然だと思いませんか?
MRC矯正は、歯並びを悪くした原因を矯正していくので、後戻りしにくいのです。
きれいな顔立ちを手に入れることができる
MRC矯正治療は、口の周りの頬や舌・唇などの正しい筋肉の使い方も矯正するので、顔の周囲の筋肉が正しく発達するため、きれいな顔へと成長していきます。
歯並びの相談は 扶桑町 わだち歯科クリニックへ
お子様の歯並びが気になる方は 扶桑町 わだち歯科クリニックの歯並び無料相談にお越しください。
MRC矯正は素晴らしい矯正方法ですが(と思っています)、子供全員が対応可能ではありません。
仮にMRC矯正が適応外だったとしても、他の矯正方法も行っていますのでご安心くださいね。
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