赤ちゃんのよだれと虫歯予防
今日は赤ちゃんのよだれについて書いてみます。
赤ちゃんは生後3~4か月くらいからよだれが出始めます。
唾液が出る理由として
①食べ物への関心・興味
離乳食を6カ月くらいから始めるお母様が多いと思いますが、食べることへの関心が高まるにつれよだれが出ます。
②口で物を確かめるため
赤ちゃんはいろいろなものを口に持っていこうとします。その刺激によりよだれがたくさん出ます。
③歯が生え始めようとしているため
個人差はありますが生後6か月前後で下の前歯が出てきます(個人差があるので、その時期になっても歯が出てなくても心配しないで下さい)。
歯が生えようとしていることが刺激になり、よだれ(唾液)の量が多くなる、と言われています。
唾液の役割
唾液には自浄作用という効果があり、唾液のおかげでお口の中を清潔に保つ事ができます。
1~2歳のお子様ですと、仕上げ磨きがなかなか上手にできないことも多いと思います。実際その頃の子供の保護者の方は、仕上げ磨きで毎日苦労しているのではないでしょうか。
1~2歳のお子様の仕上げ磨きが大変なのは仕方ないと思います。
自分の口の中に歯ブラシという『異物』が入ってくるわけです。嫌がるのも無理はないですよね。
それでも虫歯ができないのは、この唾液の自浄作用が大いに関係します。
大人に比べ子ども、特に赤ちゃんなど低年齢になればなるほど、よだれ(唾液)はたくさん出ています。
その唾液の自浄作用(口の中の汚れを洗い流す作用)や抗菌作用(口の中の悪い菌を減らす作用)で、仮に仕上げ磨きが年齢的に充分にできなくても、唾液の量がたくさん出ていると、虫歯になりにくい状態になるんです。
つまりよだれ(唾液)に虫歯予防効果があるということです。
仕上げ磨きを上手にできなくても、虫歯ができにくいことも非常に多いのです。
だからこそ唾液が多く、でも仕上げ磨きがなかなかしにくい時期は、唾液による虫歯予防効果を十分発揮させるために砂糖(甘いお菓子やジュース)をできる限り与えないで欲しい と、常々わだち歯科クリニックでは情報発信しています(特に3歳以下のお子様)。
仕上げ磨きを子供が嫌がっても、甘い砂糖を食べなければ唾液の作用で充分虫歯対策ができるというわけです。
仕上げ磨きが上手にできるできないという事より、この時期のお子様の虫歯に関係するのは断然『日々の食生活』です。
3歳くらいまでに虫歯ができる(何本かできてしまった)お子様は、仕上げ磨きがいけなかったことより、食生活に問題があった(与えるものであったり頻度であったり)ことがほとんどです。
そういう場合は、ぜひささやかかもしれませんが、私たちに食生活についてアドバイスをさせていただければ嬉しく思います。
今日はこの辺で。。。
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