矯正装置が歯に与える力
今日は舌や唇の『力』について書いてみたいと思います。
矯正治療で歯を動かすときに、矯正装置の種類や矯正治療方法は様々ですが、何らかの矯正装置を用いて歯を動かします。
そもそも歯はどのくらいの力がかかると動くと思いますか?
1本の歯に対して約1.5~2g(奥歯だと2.5~3g)くらいの持続的力がかかり続けると歯は動きます。
矯正で過度な力が加わりすぎると、歯根吸収といって歯の根っこが矯正力によって短くなってしまうようなこともあります(その結果、矯正力がかかっていなくても、歯そのものがグラグラしてくるようなこともあります)。
さてここで唇や舌の力をと比較してみます。
成人の方で唇の力は1500~2000g、赤ちゃんでも300gくらいあるんです。
そして舌の力は食べ物や飲み物を飲み込む時に、赤ちゃんで500gくらい、成人の方で1200~1500gくらい力がかかります。
人は飲み込む動作(唾をのむことも含めて)を1日に2000回くらい行っています(ものを飲み込むことを嚥下 えんげ といいます)。
嚥下の仕方が間違っていると、舌のその巨大な力が物を飲み込むたびに歯にかかってしまいます。
そんな力が1日2000回もかかっていたら、当然歯は動いてしまい、結果歯並びは悪くなってしまうと思いませんか?
歯科医院で取り扱う矯正装置の何百倍・何千倍もの力がかかってしまってるわけですから・・・。
歯は舌からの筋肉と口の周りの筋肉(唇も含めて)、それぞれの力がかかった結果並びやすい場所に並びます。
口を閉じずお口ポカンだと唇の力が全く働きません。
その結果、歯は前方へ出てきます(出っ歯のようになりやすくなります)。
ぜひ呼吸の改善は年齢が小さければ小さいほど良いです。
呼吸は成人の方は1日に2万回くらいしてます。
幼児・小学生は成人の1.25倍、乳児は2倍。
新生児は成人の3倍しています。
ぜひ正しい呼吸や嚥下(飲み込み)も身につけていきましょう。
そういう情報をもっと伝えていきますね。
(わだち歯科クリニックの特徴①)
マウスピース矯正_歯並びを悪くした原因から見ていくことで、矯正治療後の後戻りを少なくすることを注視しています。
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