ドライマウス ~昔より口が渇きやすい方々へ~

      2024/07/15

こんにちは、扶桑町の歯医者 わだち歯科クリニックです。

 

突然ですが

「ドライマウス」

という言葉を聞いたことがありますか?

 

その名の通り、唾液の分泌量が大幅に減少し、お口の中が乾燥してしまう状態を指します。

今日のブログではドライマウスの原因や対処法についてご紹介します。

 

ドライマウスとは?

ドライマウスは、唾液の分泌が低下することでお口の中が乾燥する状態をいいます。

唾液が不足すると、口腔(こうくう:お口の中のことです)内の細菌が増えやすくなり、口臭の原因になります。

また、口腔内の乾燥感やのどの渇きも引き起こします。

特に50歳以上の方に多く見られ、日本でも多くの人がこの問題を抱えています。

 

ドライマウスは放置すると全身的な健康にも影響を及ぼすことがありますので、早めの対策が重要です。

 

ドライマウスの主な原因

ドライマウスの原因はさまざまですが、主に以下のようなものがあります:

  • 精神的なストレス
  • 年齢による変化
  • 口呼吸の習慣
  • 筋力低下
  • 薬の副作用(特に循環器系や精神科の薬)
  • 糖尿病や肝臓疾患
  • 放射線治療の影響
  • シェーグレン症候群などの自己免疫疾患

中でも薬の副作用が最も多い原因とされており、これに加えて他の要因が重なると、口腔内がさらに乾燥しやすくなります。

 

シェーグレン症候群について

シェーグレン症候群は、免疫システムが自分の分泌腺を攻撃することで起こる自己免疫疾患です。

この病気が原因でドライマウスになることが多いため、ドライマウスの診断ではまずシェーグレン症候群の検査が行われることもあります。

 

放射線治療とドライマウス

口腔や咽喉の癌治療で行われる放射線治療も、ドライマウスの原因となることがあります。

放射線が唾液腺を含む領域に照射されると、唾液腺が破壊されてしまい、唾液の分泌が減少します。

 

ドライマウスの予防と対策

精神的なストレスを減らすことも重要です。

規則正しい生活習慣、適度な運動、バランスの取れた食事、そして豊かなコミュニケーションも大切です。

これがなかなか難しいんですけどね。。。

 

ドライマウスの自己チェック

以下の項目に当てはまるものが多い場合、ドライマウスの可能性があります。

  • 水を頻繁に飲みたくなる
  • 食べ物を飲み込みにくい
  • 乾いた食べ物が食べにくい
  • 味覚の変化を感じる
  • 口の中がネバネバする
  • 夜中にのどの渇きで目が覚める
  • 入れ歯がこすれて痛む

 

いくつか当てはまるものがある場合は、ぜひ近隣の歯科医院で相談してみてください。

早期発見と対策が、健康なお口の中の環境を保つために重要です。

 

ドライマウスについてのご質問やご相談があれば、いつでもわだち歯科クリニックにお問い合わせください。

皆さんの健康なお口をサポートするお手伝いをさせていただきます。

 



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