歯がグラグラする時の原因と、その時の治療法

投稿日:2018年7月13日

カテゴリ:大人向けの歯のお話

「なんか最近歯がグラグラする(動くような気がする)」

 

と感じる時に考えられる原因と、その時にどういう治療を行うか(どういう治療になる可能性が高いか)をまとめて書いてみたいと思います。

 

先に結論から書いておきますが、歯がグラグラすると感じる時は結構重症である可能性が高いかもしれません。

 

早めに歯科医院を受診して下さい。

 

歯がグラグラする原因①:歯周病(歯槽膿漏)

 

歯周病(歯槽膿漏とほぼ同義語です、以下歯周病と記載します)は歯ぐきの病気だと思っていませんか?

 

歯周病は歯ぐきの病気ではなく、歯を支える骨の病気です。

 

磨き残しを長期間放置した結果、それが歯石になり、その歯石が歯を支える骨(歯槽骨 しそうこつといいます)を溶かしてしまうのが歯周病です。

 

歯を支える骨が無くなればなくなるほど、歯がグラグラしてきます。

 

最悪の場合、歯が勝手にポロっと抜け落ちることもあります。

 

歯周病でグラグラしている時の処置は?

 

グラグラの程度によりますが、歯の動揺がかなりある場合は抜歯になります(歯を抜かなくてはなりません)。

 

抜歯するほどではない場合は、程度により処置方法は様々です。

 

・歯石取りをする

・飲み薬(抗生物質)を飲む

・歯の神経を取る

 

歯科医院さんによっては、グラグラしている歯の隣の歯(もしくはグラグラしている歯の周囲何本かの歯)を削り、かぶせ物で複数本かぶせて(かぶせ物をつなげて)グラグラしにくくするような治療を行うところもあります。

 

 

歯がグラグラする原因②:歯の根っこに問題がある

 

歯の根っこに膿がたまってしまうと、その膿のせいで歯がグラグラする(動くように感じる)こともあります。

 

歯の根っこに膿がたまる原因は以下のものがあります(それが全てではありません)。

 

・歯の神経が細菌でおかされてしまった(※1)

・過去に歯の神経を取った歯が感染してしまった(※2)

・歯周病がかなり進行してしまった

 

※1大きな虫歯を治療せず放置すると、虫歯の原因菌が歯の神経に流れ、神経が細菌感染してしまいます

※2歯の神経を取った歯には栄養が行かなくなり、細菌感染しやすくなります

 

歯の根っこに問題があって歯がグラグラしている時の処置は?

 

歯の根っこに膿があり、その結果症状を起こしているのであれば膿を取り除くことを考えます。

 

・飲み薬を飲んで様子を見る

・歯の神経を取る(過去に神経を取っている歯なら根の治療をやり直す)

 

膿の量や症状の程度によっては、歯ぐきをメスで切り、たまっている膿を取り出すこともあれば、程度によっては残念ですが歯を抜かなくてはならない場合もあります。

 

 

歯がグラグラする原因③:歯が割れている

 

歯にヒビが入っていたり歯が割れてしまうと、その程度によって歯がグラグラすることもよくあります。

 

歯が割れてしまう原因は以下のものがあります(これが全てではありません)。

 

・大きな虫歯

・適合が良くない修復物(金属やプラスチックの詰め物・かぶせ物)

こういう状態の歯に強い力(咬む力)がかかると、その結果歯が割れることがあります。

 

歯が割れてしまってグラグラしている時の処置は?

 

どう割れたか(どのようにヒビが入っているか)によって治療方法が変わりますが、残念ですが抜歯の可能性が高いかもしれません。

 

時には割れた部分を取り除き、それである程度歯が残ればその部分だけを保存することを目指すこともあります。

 

でもその場合も歯の神経を取らなくてはならないことがほとんどかもしれません。

 

 

 

今日は歯がグラグラするという内容でブログを書いてみました。

 

でも、日常生活でそのように感じることがあれば、まず歯科医院を受診してその原因と治療の方法の説明を受けて下さい。

 

できれば <早めに>受診することをご検討下さい。


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