糖尿病と口の中の病気の関係性

   

今日は、糖尿病について書いてみます。

 

糖尿病と口の中って全く関係ないように思えませんか?

 

でも、決してそうでは無いんですよ。

 

今日は、「糖尿病と歯周病」、そして「糖尿病と虫歯」について書いてみたいと思います。

 

ご自身や身内に糖尿病の方はいらっしゃる方は是非読んでみて下さい。もちろん、そうでは無い方にも読んでいただきたいです('◇')ゞ

 

 

糖尿病と歯周病

 

糖尿病と歯周病(歯槽膿漏)は、実は非常に密接に関連しています。

 

糖尿病の方のほうが歯周病になる率は血糖値が正常である方に比べ、約2.8倍になってしまうというデータもあります。

 

糖尿病で血糖のコントロールがうまくいっていない方は、細菌に対する抵抗力が下がりますし、血液循環が悪いためその結果、歯周病が悪化しやすくなります。

 

そして歯周病が悪化すると、血糖値を下げる作用のあるインスリンの働きを悪くする物質が体内に増えて、糖尿病の血糖コントロールがうまくいかなくなる、という悪循環に陥ってしまいます。

 

糖尿病と歯周病が関連しているということが少しでも分かっていただけましたでしょうか?

 

 

糖尿病と虫歯

 

甘いものをよく食べる人ほど血糖値の上下動が激しくなります。

 

急激に血糖値が上がると、体は必死に下げようとします。

 

すると今度逆に下がりすぎてしまったら、また体は甘いもの(糖質)を強烈に欲するようになってしまいます。

 

甘いものをよく摂る人ほど虫歯のリスクが高いということは、容易に想像がつくのではないでしょうか。

 

そして甘いものをよく摂る人ほどもちろん糖尿病のリスクも高くなります。

 

つまり虫歯リスクが高い人=糖尿病のリスクが高い人、となりますよね。

 

糖尿病になりやすい生活習慣の人ほど虫歯にもなりやすい、ということです。

 

さらに言うと、今口の中に虫歯の本数が多ければ多いほど、さらには口の中に治してきた形跡が多ければ多いほど(保険の金属やプラスチックの詰め物など)、糖尿病のリスクが高い方というようにとらえても過言ではないと思います。

 

虫歯が多い=砂糖を摂る機会や量が多い・食生活に問題が多い、という結果なので。。。

 

虫歯を作らないようにするためには歯ブラシや歯間ブラシももちろん大切です。

 

ですがそれと同じくらい(もしかしたらそれ以上に)血糖値の上昇を抑える、面倒くさい方は血糖値まで細かくこだわらなくても、とりあえず食事に少し目を配るようにし砂糖の量を変える(減らす)ことの方が、よっぽど虫歯予防に大きく関係します。

 

 

 

どうでしたでしょうか。

 

ここまで読んで下されば、歯周病と糖尿病・虫歯とと糖尿病が関係していることが少しでも分かっていただけたのではないでしょうか。

 

口の中が健康≒身体全身も健康

 

であることが多いと思いますよ。

 

良ければ参考にしてくださいね。

 

 

 



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