虫歯の大きさと、虫歯になりにくくするために考える4つのこと

投稿日:2018年2月14日

カテゴリ:大人向けの歯のお話 子供の歯と歯ならびのおはなし

「今日治療した虫歯は、大きかったですか??」

 

よく聞かれる質問です。

 

個人的にはこの質問、ちょっと困ります。

 

なぜならボクの虫歯の大きい・小さいの基準と、患者さん一人一人の大きさの基準が一致しているとは限らないからです。

 

今日は、そんな虫歯の<大きさの程度>について書いてみたいと思います。

 

 

今日は虫歯について書かせてください。

 

虫歯の段階

 

虫歯には、いくつかの段階に分けられます。

 

①歯の表面が白くなっている状態

②歯の表面が茶色くなっている状態

③歯の表面が黒くなっている状態

④歯のエナメル質に穴が開いた状態

⑤歯の象牙質まで穴が開いた状態

⑥歯の神経まで穴が開いた状態

⑦歯が根っこだけになってしまった状態
 

虫歯と言っても、これだけの段階があるんです。

 

①~③くらいまでは、お口の中の環境や生活環境を改善するだけで、治癒もしくは虫歯の進行が停止することも少なくありません。

 

④以上になると、何らかの削ったり詰めたりするといったような治療をしなければならない事が多くなります。

 

⑥になると歯の神経を取る必要が非常に高くなり、⑦だと歯を抜かなくてはならなくなります(抜歯ということです)。

 

 

虫歯ができるには

 

虫歯の成立には、4つの因子が重要だと言われています。

 

①歯の質(エナメル質が弱いと虫歯になりやすい)

②細菌(虫歯の原因菌の数が多かったり、活動性が高いと虫歯になりやすい)

③食物(虫歯菌に与える栄養=砂糖が多い生活をしていると虫歯になりやすい)

④時間(②③が良くない状態が長くなると虫歯になりやすい)

攻撃側(細菌、砂糖)が強かったり守備側(歯の質、唾液)が弱かったりすると、虫歯になってしまいます。

 

①を強くするものが、フッ素やキシリトールなどです。

 

生まれた時からの歯や唾液の質も、虫歯になりやすいかどうかに関わってきますので、虫歯になりやすい人・なりにくい人というのは正直いる(ある)と思います。

 

ですがそれらの質は、歯科医院から発信する情報や処置で変えていけるということも、ぜひもっと知って下さい。

 

②を減らすために大切なのが、日々のご自宅での歯磨きや歯間ブラシなどの歯の掃除、それと同じくらい歯科医院での定期的な口の中の掃除になります。

 

③をコントロールするのは、砂糖を減らすこと。これは皆さん分かりますよね。

 

④は磨き残しを長期間歯につけたままにしないようにすればよいわけですから、食べたらなるべく早く磨いたり、すぐ磨けない時はブクブクうがいや、お茶や水を最後飲む、なども1つの方法です。

 

もちろん④を考えるなら②と同様、定期的な歯科医院での掃除は大切です。

 

 

虫歯の本来の治療は、上記4つのバランスを整えることではないでしょうか。

 

単純に削って詰めることではありません。

 

削って詰めることは結果に対する対処であり、原因を改善しなければ必ず同じ結果を繰り返します

 

当たり前だと思いませんか??

 

「治療してもすぐ詰め物が取れたり、同じ歯が虫歯になる」

「長い期間かけて歯科医院で虫歯治療をして、やっと終わったと思ったら今度別の歯が虫歯になった」

 

そんな風に感じることが過去にあった方は、十中八九先ほど上に書かせていただいた①②③④の最低どれか1つ、もしかしたら4つの中の複数のものに原因があると思いますよ。

 

原因(お口の中の環境や生活環境)を改善することが大切です

 

お口の中の環境を改善したり整える事ができるのが、定期的な歯科医院での歯の掃除・メンテナンスです

 

 

よければ参考にしてくださいね。