矯正治療は、永久歯になるまで待ってもいいの??

投稿日:2017年11月1日

カテゴリ:子供の歯と歯ならびのおはなし

「子供のこの歯並び、様子を見ていていいですか?」

 

と、とてもよく聞かれます。

 

実際先日も保護者の方に「子供の歯並びは、永久歯が全部そろうまで待ったほうがいいですよね?」と聞かれたので、この内容でブログ更新です。

 

※常にブログで書く内容(ネタ)を探しています。ぜひ「こういう内容で書いてほしい」とかあればぜひ遠慮なく気軽に教えて下さい。はっきり言って非常に助かりますっっ!!

 

 

永久歯が揃うまで待ったほうがいい と思う理由は何ですか?

 

この《永久歯まで待ったほうがいい》と考える保護者の方は、なぜそう考えるのでしょうか?

 

たくさんの矯正治療をしていますが(歯並びの相談を含めて)、そう考えるのには大きく2つの理由かな、と思っています。

 

①永久歯が揃うまで矯正治療ができないと思っているから

 

②待っていれば、良くなる可能性があると思っているから

 

この①②を順に説明していきます。

 

 

① 永久歯が揃うまで矯正治療はできない?!

 

永久歯が生え揃うまでは矯正治療の方法が無い、、、というのは昔の時代の話です。

 

昔と言っても、はるか昔です。

 

そう思っていた方、定期的に歯科医院を受診していますか?

 

定期検診受けています??

 

おそらくしていないのではないでしょうか。

 

昔に比べ歯科医院及び歯科治療はだいぶ変わっています。

 

それは矯正治療もそうなのです。

 

今では、多くの歯科医院が1次矯正という、永久歯が完全に揃う前(つまり乳歯と永久歯が混合している幼稚園高学年から小学校中学年の間に矯正治療を始め、永久歯が揃うまでにある程度きれいに整えてしまうことをしていると思います。

 

わだち歯科クリニックでもこの1次矯正に力を入れています。

 

 

1次矯正の良いところ

 

1次矯正の良いところは沢山あります(たくさんあるから当院でも力を入れています)。

 

まず何より“歯を動かしやすい”。

 

永久歯が出ている途中なので、完全に出終わった状態よりも微小な力で歯が動きます。

 

だからこそ取り外し式の矯正装置やマウスピース型矯正装置でも動かすことが難しくないんです。

 

簡単な装置で歯を動かすことができ歯並びが良くなれば、お子様も大変ではありませんし、針金(ワイヤー)を用いる矯正治療(2次矯正とも言います)より費用面でもかなり抑えることができます(二次矯正の1/2~1/3くらいの費用で済むことが少なくありません)。

 

1次矯正はいいこと尽くしのように感じるかもしれませんが、欠点もあります。

 

まずは、誰でもできるわけではないということ。

 

歯並びの程度によっては1次矯正では対応困難ということもあります。

 

そして1次矯正で当院が最も大切だと考えているのが、矯正治療を始めるタイミング

 

タイミングを逃すと1次矯正では限界が出てきます。

 

だからこそ、子供の歯並びを見て気になることがあれば些細なことでも見せて欲しいんです!!

 

 

②待っていれば良くなる可能性がある!?

 

待っていても良くなる可能性は0ではないと思います。

 

ですが極めて低いと思います。

 

だからこそ気になることがあれば歯科医院でまずは相談し、どうするかを話し合ってほしいんです。

 

年齢的に≪経過観察≫ということも無くあありません。

 

ですがその場合は、どのタイミング(時期)まで経過観察でも良いのかをきちんと説明を受けて下さい

 

当院に矯正相談で来院される方の中に、「他の歯医者さんでまだ様子を見ていていいと言われたけど、心配で・・・」とおっしゃっる方よくいます。

 

そういう方に、いつまで待っていてもいいかそのクリニックで説明があったかをお尋ねすると、まずそこまでの説明すら受けていません(もしかすると患者さんが忘れてしまっているのかもしれませんが)。

 

話がそれましたので戻しますね。

 

永久歯が生え揃ったら歯並びがきれいになるかもしれないと期待して待つということは、小学校時代に算数の成績が悪い子が、何もしないにも関わらず中学校入学した途端に、算数が数学になったらできるようになり成績優秀になると期待して待つようなことだと思うんです。

 

小学校時代算数が苦手で点数が悪いなら、どうしてなのかを親なら考えませんか?

 

・どこでつまづいているのか

・そもそも単純に勉強する時間が足りなさすぎるのか

 

そしてその原因が分かれば、原因に対してどうするかを考え、行動しませんか?

 

歯並びも一緒では無いでしょうか。

 

歯並びが悪い原因があるはずです。

 

親の遺伝だから・・・、というのは実際ほとんどありません。

 

幼稚園から小学校中学年くらいまでは、ほとんどの場合が普段の呼吸・嚥下・姿勢が原因で、その結果が歯並びに出てしまっています。

 

であるのなら、その原因を改善していきませんか?

 

 

 

矯正治療をするかどうかは費用の問題もあるので、自由に考えて下さればいいと思います。

 

ですが、現状の歯並びについて悪くなった原因を含めて、説明だけでも受けてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

「もっと早くに知っていたら、ここまで様子見なかったのに・・・」

 

となってしまうのが一番かわいそうだと思います。

 

まだ将来先が長いお子様にとっては。。。