歯を失わないようにするためには・・・

投稿日:2017年2月21日

カテゴリ:セミナー・研修報告 大人向けの歯のお話

今日は先日の日曜に受講してきたセミナー内容をもとに書いてみます。

 

そのセミナーはメンテナンスの重要性についてのお話しでした。

 

 

IMG_5586_R

お弁当は、なだ万。

 

美味しくいただきました?

 

 

皆さんご存知ですか? ~歯科医師の虫歯治療の内訳~

 

皆さんはご存知ですか?歯科医師が行う虫歯治療の約75%は、過去の治療した歯の再治療だということを。。。

 

つまりは過去の治療のやり直し、ということなんです。

 

過去に入れた金属や詰めたプラスチックの中やふちに虫歯ができたり、それらがすり減ったり削れてきたりしてやり直す治療がほとんどなのです。

 

残念ながら保険治療に用いるプラスチックや金属そのものの材質的な限界、患者様の日頃のケアが不十分だったりすると、そういうことが原因となって治した歯は虫歯が再発します。

 

一度治した歯は残念ですが、治療をしたことが無い歯に比べると虫歯になりやすくなります。

 

 

皆さんはご存知ですか? ~保険治療で治した歯の、修復物の平均寿命~

 

皆さんはご存知ですか?統計を取ると、保険治療の金属は15年も20年ももつことは非常に少ないということを。。。

 

昨日のセミナーのスライドには、インレーと呼ばれる部分的な金属は平均生存期間は約10年、クラウンと呼ばれる歯全体を金属で覆うものは約9年だと書かれていました。

 

そしてインレー、クラウンの10年後生存率予測はそれぞれ67.5%・55.8%と表記されていました。つまりどちらのやり方でも、虫歯治療して入れた金属のうち約2本に1本は10年もたない可能性が高いということになります。

 

虫歯や再治療が必要になった金属は削り取って、先ほど上に書いたような再治療になります。

 

 

皆さんはご存知ですか? ~再治療を繰り返した歯の結末~

 

皆さんはご存知ですか?再治療を繰り返せば繰り返すほど抜歯の可能性が近づくことを。。。

 

3~4回同じ歯の治療を繰り返すと、非常に高い確率で最終的には抜歯になる と昨日は講師の先生はおっしゃっていました。

 

 

では、どうすれば良いと思いますか?

 

ここまでとてもネガティブな内容ばかりでしたが、そういう事実・結果 を踏まえて何をすればよいと思いますか?

 

歯科医院で定期的なメンテナンスを

口の中に金属が多ければ多いほど、定期的に歯科医院で歯科衛生士によるケア・メンテナンスを受ける習慣をつけて下さい。

 

昨日の講師の先生のクリニックでの統計では、10年以上メンテナンスを続けた方で見ると10年間で歯を失った本数(抜歯した本数)は1人1本以下だったようです。

 

当院はまだ開業して5年なので10年データは取れませんが、おそらく当院でも似たような結果になっていくだろうという感覚はあります。

 

歯を大切にしたい人は、メンテナンスをしない理由は何1つ無いと思いますが、いかがでしょうか?

 

どう思いますか?

 

できる限り治療介入を先に延ばす

ここを見落としがちな気がします。

 

治療した歯のほうが、したことが無い歯に比べると何倍も虫歯になりやすくなってしまうのなら、治療をできるだけしないほうがいいと思いませんか?

 

一昔前は、『早期発見・早期治療』 という言葉がよく言われました。

 

聞こえはいいですよね。

 

ですがそういう時代を経た結果、残念ですが『大人の虫歯の本数』はそれほど減少していません

 

わだち歯科クリニックは 早期発見・早期説明・長期観察 を推奨しています。

 

怪しい歯があっても、経過観察で見ていくことが可能なうちは、できる限り経過観察を推奨します。

 

もちろん当院の1つの方針ではあるため、そう説明ができる方(初期虫歯の方)にはそう伝えますが、もちろん強要はいたしません。

 

「経過観察だと心配だから治療してほしい」 と言われたらもちろん施術させていただきます。

 

当院としての方針は伝えますので、それを踏まえてどう判断し何を希望するかを、ぜひ聞かせてください。

 

ぜひ歯科医院との付き合い方を、わだち歯科クリニックと一緒に考えてみませんか。

 

 

 

おまけのブラックボード、今日はお休みです。

わだち歯科クリニックのブラックボードマニアの皆様、ごめんなさいね ( ゚Д゚)