要注意乳歯 の意味
今日は、小学校ではそろそろ学校歯科健診が始まっていると思いますので(多くの学校でおそらく終わっていると思います)、健診項目の1つにある『要注意乳歯』という言葉についてブログで書きます。
ちなみにですが、この言葉保護者の皆様にほとんど意味が浸透していない(理解されていない)とボク自身感じていて、毎年この時期にブログで書いています(笑)
1年に1回必ず登場する内容のブログです(笑)
その要注意乳歯なんですが、「虫歯になりかけているので要注意です」・・・・・・・・・・、
という意味ではありません。
要注意乳歯の意味は「グラグラになっている乳歯があります。歯科医院で抜いたほうがいいかどうか確認(診断)を受けて下さい」という意味なんです。
そういう意味でのチェック項目なので、保育園や幼稚園での歯科健診の項目には無いところが多いはずです(もしよろしければ、幼稚園や保育園での歯科健診で用紙をもらい、手元にある場合は一度確認してみて下さい)。
健診の用紙をもらい歯科医院を受診したら、その歯をどうするかは歯科医師ごとの診断基準によって違うこともありますので、とりあえず近隣の歯科医院を受診してください。
すぐに抜いた方がいい場合もありますし、逆にそのまま自然に抜けるのを待っていてもいい場合もあります。
要注意乳歯と指摘を受けたら、全てその乳歯を抜かなくてはいけないわけではありません。
まずはかかりつけの歯科医院を受診し、きちんと説明を受けてくださいね。
ここから、当院が抜いた方がいいと判断する場合について大まかにですが書かせていただいて、今日は終わります。
要注意乳歯が抜けず、永久歯が見えてきている場合
本来なら乳歯が抜けた後に永久歯が出てくるのですが、時々乳歯が抜けていないのに永久歯の位置が悪く、永久歯が出てきてしまうことがあります。
この場合、全て抜かなくてはならないとは思っていませんが放置した結果、永久歯の歯並びに悪影響を及ぼしそうな場合は抜いた方が良いと判断し説明します。
下の前歯によく見られます。
下の前歯が抜けていないのに、その内側から永久歯が見えてきてしまった・・・、ということがよくあります。
要注意乳歯に痛みがある場合
要注意乳歯だけであれば痛いことはまずありません。ただ食事の時に、咬んだ時その要注意乳歯がグラグラであるために痛いことがあります。
あとは歯ブラシの時もグラグラの程度によっては痛いことがあります。
それらのような場合は抜いた方がいいかもしれません。
他にもまだありますが、この2つが多いかと思います。
よければ参考にしてください。
とにかく小学校で用紙をもらったら、早めにかかりつけの歯科医院を受診して下さいね。
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