歯並びを悪くしてしまった原因から治す 矯正治療法
※今日のブログは過去のものを加筆修正したものです。
マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)という言葉は聞いたことはありますか?
お子様の歯並びを気にしていたり矯正治療を検討している保護者の方々の中には、矯正治療検討のためにいろいろな歯科医院のホームページを調べていれば、もしかしたら聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
当院ではこのマイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)の方法および考え方を導入しています。
開院当初から勉強はしていたのですが、色々な矯正治療や矯正の方法を学びその結果、最近ではこのマイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)という矯正方法・考えに一番共感しています。
今日のブログはそのご紹介です。
そもそもマイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)とは?他の矯正治療と何が違うの??
他の矯正治療とは、根本的な考え方が違います。
歯に針金をつける矯正方法(マルチブラケット矯正とかブラケット矯正といいます)は良くない歯並びを治すために、直接装置を用いて歯に矯正力をかけ、歯を動かしていきます。
一方マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)は、歯並びが悪くなってしまった原因を治していく、という考え方なんです。
歯並びが悪くなった原因とは?
保護者の方の歯並びが悪いから子供の歯並びも良くない…、ということは実際はあまりない という論文・調査結果が、昨今ではほとんどだということはご存知ですか?
もちろん全く関係しないわけではありません。でもそれ以上に後天的なもの(生まれてから身についたもの)が原因で歯並びが悪くなってしまったことがほとんどなんです。
・呼吸
・嚥下(飲み込み)
・姿勢
毎日の生活を送る中で当たり前のように無意識に行っているものに原因があり、それに起因して歯並びが悪くなってしまったことがほとんどです。
※そういうことを知っていただくことを願って 『呼吸・姿勢・その他アンチエイジングコラム』 というブログもこのホームページ内に作っています。
マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)は、悪くなってしまった歯(歯並び)にアプローチするのではなく、歯並びを悪くしてしまったそれらの原因にアプローチをして、その原因を治していくのを主目的にしている矯正方法です。
子供の間違って獲得してしまった呼吸・嚥下・姿勢を正していく、その結果として原因が除去できたので歯並びも良くなっていく、、、おおざっぱかもしれませんがマイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)はそのような考えの矯正方法です。
マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)はオーストラリアの先生が臨床と研究によって開発した子供の成長時期に行うマウスピース型の新しい矯正治療システムです。
就寝時及び日中1時間マウスピースを入れて経過を見ていきます。
マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)治療の特徴
今までの矯正治療は、どうしても矯正治療終了後にきれいになった歯並びの後戻りを考えなければなりませんでした。
だからこそ終了後にリテーナーと我々が呼ぶ、矯正装置終了後の後戻り防止装置が必要でした。
ですがマイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)はそのリテーナーを必要としません。
なぜだと思いますか?
マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)は歯並びが悪くなってしまった原因を取り除いている矯正治療だからです。
従来の矯正装置でリテーナーが必要なのは、歯はきれいに並んだとしても歯並びが悪くなってしまった原因がそのままだからです。当然そこに改善が無ければ、矯正装置を外せば歯並びが戻ってしまうのは想像がつくのではないでしょうか。
マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)の欠点
ここまで読むととってもいい矯正方法だと思われたかもしれませんね(当院ではとっても良い方法だと思って、積極的にこの方法を取り入れています)。
でもどの矯正治療でも万全なものはありません。欠点はあります。
マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)の欠点としては
・子供の頑張りだけでなく保護者の方の協力も必要
・行える年齢に限りがある
年齢は混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)が最も適した時期だと言われています。
最適な時期は6~8歳、8歳より年齢が大きくなればなるほど治る可能性は低くなる(マイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)の適応から外れる可能性が高くなります)と思います。遅くても10歳くらいまででしょうか。早いお子様なら5歳くらいからでも可能です。
この8歳というのは、犬歯が出ていないか出終わってしまったか、という意味の年齢です。
前から3番目の犬歯が乳歯から永久歯に変わってしまってたらマイオブレース矯正治療(機能的マウスピース装置による矯正治療)だけでなく、多くの矯正治療でも矯正治療の難易度が大きく変わります(難しくなります)。
だからこそ当院の基本的な考えとして、どの矯正治療でも保護者の方がお子様の歯並びを悪くしたくない・もし悪くなってしまった時は可能なら治してあげたい、、、というような思いがあるのなら、できる限り小さい年齢の時期から定期的に歯科医院に通い、虫歯予防しながらお子様の成長を一緒に見守りつつ、お子様にも歯科医院に対して慣れていってもらいたいと思っています。
いざ矯正治療が必要になったとしても、それまでに歯科医院に慣れていた子供のほうが矯正治療もスムーズに進められることが多く、かつ矯正治療の結果も良くなることが多いと、今まで当院で矯正治療をした子供を見ると感じます(矯正治療の期間・費用が短く少なくなる傾向があると感じています)。
学年も変わり、そろそろ学校歯科健診も終わった頃ではないでしょうか。
健診で歯並びを指摘された子はもちろん、保護者の方から見てお子様の歯並びに疑問を感じたり心配に思うことがもしあるのなら、お話だけでも聞きに来てください。
当院では初回から矯正治療や歯並びの相談で費用がかかることはありません。
医療法人エボシライン わだち歯科クリニック:https://wadachi-dent.com/
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