子どもの食卓・食事に多い「コショク」

   

「コショク」について今日は書いてみます。

 

突然言われても分かりませんよね。コショクとは、「孤食」「個食」「固食」「小食」「粉食」「濃食」などで、最近の子供によく見られる傾向として言われています。

 

これらの言葉は全て、コショクと読みますが、意味はそれぞれ違います。今から約20数年前に、子供だけで食事をとる「孤食」が問題視されるようになり、弊害として栄養面からと精神発達面からの問題があり、食との関わりが大きいことが指摘されました。

 

また、家族そろっての食事においても、家族が別々のものを食べる「個食」では、同じものを食べるという食および家族の共有感が生まれないと指摘されています。

 

このように現代の食生活において、いろいろと問題視されている「コショク」の解消には、食事面だけでなく人と人とのコミュニケーションづくりが重要と考えられます。

 

食を通し、家族や友人、さらには地域を含めた心のつながりを持っていけたら素晴らしいと思いませんか。

 

「コショク」の内容 および問題点

 

ここからはそれぞれのコショクについて書いていきます。

 

「孤食」 =ひとりで食べること

(問題点)

・好き嫌いが多くなりがち 

・発育に必要な栄養が不足しがち

・社会性、協調性がなくなりやすい。場合によってはひきこもりにつながることも

 

 「個食」=家族がそれぞれ自分の好きな物を食べること

(問題点)

・好き嫌いを増やす、栄養の偏り

・協調性がなく、わがままになりやすい

・他人の意見を聞かない子供になってしまうかも

 

「固食」=自分の好きな決まった物しか食べないこと

(問題点)

・栄養の偏り 

・肥満、生活習慣病を増やす

・キレやすい子供になりやすい 

・わがままになりやすい

 

「小食」=いつも食欲がなく、食べる量も少ないこと

(問題点)

・発育に必要な栄養が足りない 

・栄養の偏り

・無気力な子供を生みやすい

 

 「粉食」=粉製品を主食として好んで食べること

(問題点)

・エネルギー(カロリー)が高くなりやすい

・噛む力が弱くなる

 

「濃食」=味の濃い物を好んで食べること

(問題点)

・塩分や糖分過多によって味覚が鈍感になる恐れがある

・肥満、生活習慣病を増やす

             (参考:笑う食卓シリーズ「食育の本」服部 幸應 著)

 

 

わだち歯科クリニックの考える『食育』

 

今回ブログで書いたことも「食育」だとわだち歯科クリニックは考えています。

 

「○○は栄養がある」

「△△は身体に良くないからあまり食べないほうがいい」

 

というようなことも食育だと思います。

 

また、「農薬の少ない野菜がいいです」とか「地産地消を推奨します」も食育だと思います。

 

食育とは、[食事や食物に関する知識と選択力を身につけて、健全な食生活が送れるようにするための教育] と辞書に書かれてました。

 

食べ物だけを議論するのではなく、食事そのもの(食事の姿勢や方法)にも、目を向けていただきたいという想いから今日はこのようなブログを書いてみました。

 

近日中に、食事を食べるときの姿勢や、すべての食事で心がけてみてほしいこと などをブログで書いてみます。

 

もしかしたら多くの方があまり意識していないことかもしれません。

 

「顎を成長させるために硬いものをよく食べましょう」

 

大まかには合ってますが、そのときにどういう姿勢で食事をしているか。 「正しい姿勢であれば」硬いものを食べることによって顎に力も加わり顎が成長しやすくなるんです。

 

顎が成長すれば歯並びにも有利ですし、歯科医院で矯正治療に費用をかけなくても済む可能性も高くなりますよ。

 

そういうことを書いてみたいと思います。

 



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