前歯の保険のかぶせ物の良いところ悪いところ

   

※今日のブログは昔のブログを加筆修正したものです。

 

今日は前歯のかぶせ物について書いてみたいと思います。

 

神経を取る治療をした後は、その歯にはかぶせ物を被せます。

 

保険の範囲内で治療を行う場合、3番目の犬歯までは白いかぶせ物でかぶせることができます。

 

前歯のかぶせ物は、保険適用の材料のものだと約5,500円(3割負担の場合)くらいです。

 

これは保険治療は保険点数が決められているので、どこの歯科医院さんでも一緒です(クリニックごとに料金を設定することは当然できません)。

 

ただし保険適用のものはプラスチックで作られるため、長年使うことでプラスチックが日々の飲食物(特に飲み物)の色を吸い込んでしまうため、かぶせ物の 色の変化 (黄色っぽくなります)が出てきて、さらに場合によっては匂い を発生させてしまいます

 

例えば、プラスチックのお皿にカレーを入れると、そのお皿で毎日とは言わなくても頻繁にカレーを食べていれば、お皿の色は黄ばんできますよね?

 

でも、テレビ番組のなんでも鑑定団(番組名違ってたらすいません…)で数千前の土器が地中から出てきても、それを拭けばきれいな輝きがあると思いませんか?

 

なぜでしょうか・・・。

 

陶器だからです(陶器=セラミックです)。

 

カレーを入れるお皿はプラスチックがいいですか?セラミックのお皿がいいですか?

 

長く使うとしたらどちらのお皿を選びますか??

 

 

そういう事(見た目であったり、においであったり、治療したものを長く使いたいという気持ちが強い場合)を気にされる場合は、保険外のかぶせ物(自費診療になります)を入れる事を推奨します。

 

どちらが良いかと聞かれれば、当然保険外(自費治療)のかぶせ物の方が審美的にも機能的にも圧倒的に優れます。

 

磨き残しも保険のプラスチックを主として作られる被せ物より着きにくく、そのため虫歯リスク歯周病リスクも軽減できます

 

ただ、保険のものが悪いものであるということではありません

 

今度は車で例えさせていただきます。

 

同じ車でも、人によってカローラで満足な人と、ポルシェじゃないと嫌な人がいるのと同じだと思います。

 

ただし、たとえポルシェであっても、定期点検をおろそかにしたり大切にしなければ、動かなくなってしまいますし壊れやすくなります。

 

10年動いているカローラもあれば、3年で走れなくなってしまったポルシェもあります。

 

どれくらいもつかはメンテナンスをするかが大きく関わってくるのは、車も歯のかぶせ物も一緒ではないでしょうか。

 

つまり、保険治療のプラスチックのかぶせ物であっても保険外治療のセラミックのかぶせ物であっても、かぶせた後にメンテナンスをするかしないかで、かぶせ物の寿命は 大きく 変わってきます

 

 

昔のかぶせ物の変色が気になる方へ

 

口の中のかぶせ物、色が茶色っぽく変わってきていませんか?なっていた場合、その色は気になりませんか?

 

他には、かぶせ物と歯ぐきの間に隙間はありませんか?中の歯が見えていませんか?なっていた場合それは気になりませんか?

 

前歯は、その人の笑顔の印象を良くも悪くも大きく左右します

 

気になる方はかかりつけの(もしくは近隣の)歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。

 

 



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