歯科衛生士の未就業率

   

昨日に続いて、最近見たニュースをもとに今日も私見を書かせていただきたいと思います。

 

《歯科衛生士免許取得者の中で、未就業者が約6割》

 

言い換えると、歯科衛生士の国家試験を合格して歯科衛生士免許証を取得したけど、歯科衛生士として社会で働いていない人が約6割いる、ということです。

 

もちろんその6割という数字の中には、結婚して家事や育児に専念している専業主婦の方々も入っています。

 

つまり歯科衛生士として働きたくても働くことができない人が6割ではありません。

 

そんな中一方では、多くの歯科医院が歯科衛生士が不足していて頭を悩ませています。

 

過去の情報ですが、歯科医院の3件に2件は歯科衛生士の人数が1名以下だと聞いたことがあります。

 

つまりほとんど多くの歯科医院には歯科衛生士が、1人もいないか、いても1人だということです。

 

喉から手が出るほど歯科衛生士を募集している歯科医院(常勤・非常勤問わず)、それにも関わらず歯科衛生士の未就職率が約6割・・・。

 

何ともおかしな話だと思いませんか?

 

歯科衛生士はほとんどが女性です。

 

女性には結婚・出産・子育てなど、その都度大きく生活環境が変わります。

 

そういう時に家庭と両立して勤務できる歯科医院が果たしてどれだけあるか、、、。

 

歯科経営側はその点を考えるということは、もはや避けては通れない時代だと思います。

 

歯科衛生士がなかなか集まらないのなら、色々な条件の歯科衛生士でも勤務できるような就業規則であったり労働環境であったり、他スタッフのサポートであったり、、、考えて創る必要があるものがたくさんあるのではないでしょうか。

 

日本全国に歯学部がある大学がいくつかあります。

 

大学の中には募集定員が集まらない大学もあるようです。

 

応募人数は多くても、最近では学生のうち半分以上が女性という大学も何校もあります。

 

歯科衛生士だけでなく歯科医師も女性中心という時代が、遠くない末来には訪れるかもしれません。

 

在籍する歯科衛生士数にはそれほど困っていない歯科医院も、そういう現状も視野に入れ長期的視点で雇用や育成、労働環境の整備をしていかないといけないと考えています。

 

従業員が永く働いている職場、、、が全て良い会社だとは断言はしませんが、従業員の離職、短期間での退職が多い職場よりは良い会社だとボクは思っています。

 

永く働く従業員が多い会社には、間違いなく1つや2つは会社としての魅力があり、強みがあるはずです。

 

そしてそういう会社に自然と人が集まる・・・、のかもしれませんね。

 

 

今日は、この辺で。

 

 

 

 



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