顎関節症ってご存じですか (その1)

      2024/07/31

こんにちは!扶桑町わだち歯科クリニックです。

 

皆さんは「顎関節症」という言葉を聞いたことがありますか?

最近では、テレビやインターネットでこの言葉を耳にすることも増えてきましたが、具体的にどのような病気なのか、どんな症状があるのか、また、どのような治療法があるのかご存じでしょうか?

今日はこの顎関節症について詳しくお話ししたいと思います。

 

 

顎関節症とは?

顎関節症は、主に10代後半から30代の若い女性に多く見られる病気です。具体的には、以下のような症状が現れます。

  • 顎の痛み:口を開けるときに痛みを感じる
  • 口の開けにくさ:口が開きにくく感じる
  • 関節音:口を開けるときにカクカクと音がする

これらの症状が一つでも当てはまり、他に原因となる病気がない場合に顎関節症と診断されます。

しかし、顎関節症には未だに不明な点が多く、世界で共通した定義は存在しません。

それでも、軽度から重度を問わず、一生のうちに約半数の人が経験すると言われており、私たちの身近な病気なのかもしれません。

 

 

顎関節症の原因

顎関節症の原因としては、以下の5つが代表的です。

 

①歯ぎしり

睡眠中の無意識な歯のすり合わせは、顎に大きな負担をかけることがあります。

②食いしばり

緊張時や集中しているときに起こりがちな食いしばりも、顎関節に悪影響を与えることがあります。

③悪い歯並びや噛み合わせ

正しい位置で噛めないことで、顎の関節に不自然な力がかかります。

④ストレス

精神的なストレスが原因で筋肉が緊張し、顎関節に負担をかけることがあります。

⑤外傷

事故やスポーツによる顎の怪我も顎関節症を引き起こすことがあります。

 

これらの要因が組み合わさって症状を引き起こすことが多く、特にストレスは大きな影響を及ぼすと考えられています。

 

 

顎関節症の症状と診断基準

  • 関節雑音:口を開けたり閉めたりした時に音がする
  • 開口障害・運動以上:口が開けづらい
  • 顎の痛み:口を開けたり閉めたりした時に、顎や耳周辺に痛みを感じる

これらの症状のうち、1つでも当てはまり、他に症状を引き起こす病気がない場合に診断されます。

顎関節症の診断には、問診や視診、場合によってはMRIやCTスキャンといった画像診断が用いられます。

 

 

顎関節症の全身への影響

顎関節症は、顎に異常をきたすだけでなく、頭痛、肩こり、耳の痛み、耳鳴り、首・背中・腰の痛みなど、全身に影響を及ぼすことがあります。

これらの症状が長引くと、日常生活にも支障をきたす可能性があるため、早めの対策が重要です。

特に、慢性的な痛みが続く場合は、心身ともに負担がかかるため、適切な治療が求められます。

 

 

顎関節症は何科で受診するの?

ここまでお読みいただいて、ご自身に当てはまる症状があった場合、どの科に受診すれば良いのか気になるところですよね。

結論から言いますと、顎関節症は歯科や口腔外科を受診することをお勧めします。

まずはかかりつけの歯医者に相談し、症状に応じた治療プランを立てることが大切です。

治療には、マウスピースによるかみ合わせの改善、理学療法、ストレス管理など、様々な方法があります。

※治療方法は次回のブログで書いていきます。

 

顎関節症は、早期に対処することで症状の改善が期待できます。

普段の生活習慣やストレス管理にも注意を払い、快適な日々を送りましょう。

また、顎関節に負担をかけないよう、無理な動作を避け、リラックスした状態を保つことも大切です。

顎関節症に関するご相談やご質問がありましたら、いつでもわだち歯科クリニックまでお越しくださいね。

 

 

今日は以上です。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 



医療法人エボシライン わだち歯科クリニック:https://wadachi-dent.com/

〒480-0107 愛知県丹羽郡扶桑町大字高木字白山前423番
電話:050-5210-2184

交通アクセス
電車でお越しの方:名鉄扶桑駅より車で5分
お車でお越しの方:大型駐車場完備

PAGE TOP