コロナウイルスと歯科医院② ~正しく恐れ 今できることを~
緊急事態宣言が、愛知県では解除されました。
宣言中にいくつかマスコミで <歯科医院は危ない> というような報道を目にしました。
今日はそれについて私見を(もしかしたら次回ももう1回)。
コロナ陽性の方に保健所は2週間の立ち寄り調査を行っています。
果たしてその中に歯科医院に立ち寄った方はどのくらいいたでしょうか。
もちろん0人ということは絶対無いです。
ただ確率として極めて少ないのではないかと思います。
おそらく立ち寄り先で多いと思われるのが、スーパー・コンビニ・飲食店。
我々歯科医療従事者が症状が出ていないコロナ陽性の方と接する可能性って、スーパーやコンビニの店員さんに比べて何分の一くらいなのでしょうか。
何万分の一くらいでは??
多くの方が週に何回も行くスーパー。それに比べて歯科医院は??
他にも、医療機関でも歯科医院は内科とは違う一面を持っています。
内科さんは、「自分の体の調子がおかしいな」「なんか変かも、大丈夫かな」と思ったら行く場所です。
一方歯科医院は「自分の体の調子がおかしいな」「なんか変かも、大丈夫かな」と思ったら予約が入ってても、多くの方がその予約を変更をされます。
インフルエンザを例に出せば分かりやすいかもしれません。
「インフルエンザになっちゃったかもしれない」とか「インフルエンザになっちゃった」という方が受診するのが内科さん。
「インフルエンザになっちゃったかもしれない」とか「インフルエンザになっちゃった」と内科で診断されたら、落ち着くまでは予約を延期されるのが歯科医院です。
ステイホームということで、週にスーパーへ買い物に何度も行かずまとめ買いを、と伝える一方でスーパーによっては毎週○○曜日は××%オフとかポイント☆倍とか、、、。
行く頻度を減らすよう促しつつ、そういう普段より人を集める(人が集まる)イベント(?)は引き続きそのまま。
そりゃあその日に今まで以上に、より人は集まりますよね。
矛盾を感じずにはいられません。
いくらレジで並ぶ間隔を空けるようにしても・・・。
レジにビニールシートは貼られていますが、それだけで歯科医院より安全な場所なのでしょうか?
スーパーに比べ、そんなに歯科医院は危ない場所ですか?
歯科医院では、医療従事者は朝からずっとマスクとグルーブはほぼつけっ放しです。
当然コロナウイルスが感染しだす前からです。
患者さんのエプロンや紙コップは(当院では当然ですが)使い捨て。
一人の患者さんが終わるたびに患者さんが座った椅子(チェア)周りやでドアノブなど、患者さんが触れたところや触れたであろうところ(触れたかもしれないところ)は徹底的にアルコールで拭いて。
医療機関以外にそこまでしている施設ありますか???
我々はコロナウイルスが言われだす前から感染対策に頭を使いお金を使い、工夫をし対策をしています。
当然のことですが。
メンテナンスや歯石取りの患者さんは、コロナもそうではないウイルスも、きれいさっぱり口の中から取り除かれ、家に帰って家の中に細菌やウイルスをまき散らさずに済みます。
テレビなどではコロナウイルスの第2波がいずれ訪れると報じているのを度々目にしています。
残念ながら現時点ではその情報を否定する知識やデータ・報告をボクは持ち合わせていません。
でも仮に第2波が発生しても、事前に「今」できることも無くはないような気がします。
<afterコロナ>とか<withコロナ>とか、そんな文言も最近よく見聞きします。
<正しく>恐れ、<今>できること 考えていきたいと思います。
医療法人エボシライン わだち歯科クリニック:https://wadachi-dent.com/
〒480-0107 愛知県丹羽郡扶桑町大字高木字白山前423番
電話:050-5210-2184
交通アクセス
電車でお越しの方:名鉄扶桑駅より車で5分
お車でお越しの方:大型駐車場完備