受け口治療に使われる矯正装置 プレオルソ
わだち歯科クリニックには毎日矯正治療中の子や歯並び相談の子が来院してくれます。
最近の保護者の方が、子供の歯並びへの関心が高いからでしょうか。
色々な歯並びの子を見ていますが、反対咬合(受け口)の治療だけは特に、可能ならば早い段階から矯正治療という形でアプローチを始めることを推奨しています。
反対咬合を治す目的のマウスピース型矯正装置で治ることも多いのと、ある程度骨格ができたり永久歯がたくさん出てきてからだと、治すのがとても大変になることが多いからです。
今日のブログでは、受け口の子供の治療でよく使われるマウスピースタイプの矯正装置をいくつかご紹介し、当院としての意見も書かせていただこうかと思います。
受け口治療で良く使われる マウスピース型矯正装置
実は、受け口治療のためのマウスピースタイプの装置は、たくさんの歯科矯正治療のメーカーから出ています。
なのでボク個人も名前しか聞いたことが無く、装置自体を見たことも使ったことも無いものも正直あります。
ですが、多くの歯科医師の先生が使われているようなものは使用したことはあると自負しています。
そんな中で2つ紹介させていただきますね。
①ムーシールド
受け口治療のためのマウスピースとしては初期の段階から出てきたものです。
初期のころから出てきていたものなので、これは多くの歯科医院で取り扱っているかもしれません。今現在出ている多くの受け口治療のマウスピースは、このムーシールドの形をもとに改良・開発されたりしています。
一応画像も載せておきますね。
こんな感じの取り外し式の装置で、夜寝る時に装着します。
歯科医院さんによっては日中も数時間入れることを指導するところもあります。そこは歯科医院さんの考えによっても、また用いる装置によっても違いますので、担当の歯科医師の先生の指示に従って使って下さいね。
②プレオルソ
ムーシールドでの治療も行っていますが、わだち歯科クリニックはこのプレオルソと呼ばれる装置を受け口の子供によく用います(当たり前ですが全員がそうでは無いです)。
ムーシールドよりは硬くなく、治療を受けるお子様自身も使いやすいのではないかと思っていますし、装置を入れて痛みが万が一出た場合(あまり出ることは無いのですが)、ムーシールドに比べ形を調整したりして変えやすいのも好きな理由です。
この装置、お湯の中に入れて形を変形させることもできるんです(;゚Д゚)
あと、これはデータがあるわけではないのですが、ムーシールドよりプレオルソの方が受け口が治る子供が多いかな、、、と今まで矯正治療してきた結果では感じています。
どうしてかまでは正直分かりません。
それぞれのメーカーが装置の硬さや大きさ、材質をたくさんの子供の歯並びのデータを基に算出し作っています。
だから細かく言うと、装置の角度にもメーカー側の考えやこだわり、データが反映されているのです。
だから装置に優劣をつけるのは失礼な話ではありますが、ボク個人としては反対咬合(受け口)の治療の1つとしてマウスピースタイプのものを選択するなら、プレオルソを考えます。
でもこの先も色々なものが新発売されていくと思うので、もちろん研鑽は今後も積み重ねていきますので、さらに良いものが出てきたら、そちらに乗り換えると思います。
何を使うかも大切ですが、目の前の子供の歯並びが良くなり、お子様本人そして保護者の方に「頑張ってよかった!!」と思ってもらうのが一番ですからね。
良ければ参考にしてくださいね。
※実はなぜか分からないのですが、ネットでプレオルソを検索して当院のHPにたどり着いている方が結構いらっしゃるとデータで出ていたので、今日はプレオルソについて書いてみました ( ̄ー ̄)
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