口呼吸の治し方 その2
ご自身のお子様の口元を観察してください。
口ポカンと開いていませんか?
このお口ポカン、最近のお子様では圧倒的に増えています。
世界中の先進国の子供の多くが口が開いています。発展途上国より先進国の方がお口ポカンの子が多いと言われています。その原因は食事の軟食化(柔らかい咬みごたえの無い食事の傾向が高い)が大きく関係しています。
お口ポカン=ほぼ間違いなく口呼吸です。
口呼吸は、歯並びが悪くなるだけでなく顔貌(顔つき・顔の表情)も変わってしまいます。
それだけでなく、免疫力の低下など体の健康にも関係してきます。
以下のチェック項目のうち、いくつあてはまりますか?
代表的な口呼吸で起こりうる症状、状態を列挙してみます。
いくつ当てはまるかチェックしてみて下さい。
・自然な状態で、口が少し開いて締まりがない状態である
・前歯が出していたり、歯のすき間が多い
・受け口である
・片方ばかりで物を咬む、歯の咬み合わせが悪い
・下の唇が上唇より厚い
・唇が乾燥しやすい(リップクリームが手放せない)
・朝起きると喉が乾いている
・上唇が富士山型である(←有名な女優さんいますよね?)
・物を食べる時クチャクチャ音がする
・アレルギー性鼻炎などの鼻詰まりがある
・食いしばりや、夜中に歯ぎしりをしたりいびきをかく
上記に当てはまったら必ず口呼吸をしているわけではありませんが、あてはまるものが多ければ多いほど口呼吸をしている可能性が疑われます。
口呼吸の子の特徴
口呼吸の子の呼吸を注意深く見てみて下さい。
呼吸が早くありませんか?
口呼吸だと呼吸が浅くそして早くなります。
呼吸が浅く早いとなぜいけないのでしょうか?
呼吸が浅いと呼吸回数が増えます。
すると頻繁に二酸化炭素が吐き出される状態になります。
二酸化炭素を良くないものと思われているかもしれませんが、決してそうでは無いんです。
二酸化炭素を頻繁に吐き出すことでその結果、脳に十分な酸素が行き届かないということになってしまいます。
※二酸化炭素については後日、その話だけでブログ書かせてください。今日は割愛します。
口呼吸を治すアプローチ方法
最後に口呼吸を治すアプローチ方法(トレーニング)を2つ提案させてください。
①あいうべ体操
福岡県 みらいクリニック 今井先生が発案された“あいうべ体操”をおススメします。
1日30セットくらいが目安です。
お風呂場などで実際声も出してやってみて下さい。
30回真剣にやると、とても疲れます。。。
でもそれを毎日続けると、絶大な効果が現れます。
口呼吸の改善だけでなく、体の免疫力もあがり、体調を崩しにくくなると思います。
②テープを貼って睡眠
寝てるとき口開いていませんか?
自分の寝顔をチェックすることはできませんので(笑)、もし勇気があればパートナーにチェックしてもらってください。
多くの方が睡眠時、口が開いてると思います。
1日24時間の1/3~1/4の時間を口呼吸していたら、良くないと思いませんか?
言い換えると大部分の時間、口呼吸していたのを改善することができたら、体にとても良いと思いませんか?
ぜひ睡眠中、口呼吸防止のテープを貼ってみませんか?
良ければ一度試してみて下さい。
起きた時の目覚めが良くなったとおっしゃる方が、少なくありません。ボクも使っています。
テープは当院でも販売しています。
口呼吸を鼻呼吸に治すアプローチ、考えてみませんか??
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