歯ぎしりの原因と治療法

投稿日:2018年1月24日

カテゴリ:大人向けの歯のお話

今日は歯ぎしりについて(歯ぎしりをする原因として多いもの、そして歯ぎしりへの対応方法)書いてみたいと思います。

 

歯ぎしりはブラキシズムとも言われます。上下の歯をすり合わせたり、こすり合わせたりする習癖の1つと言われています。

 

歯ぎしりは無意識で行われていることがほとんどです。

 

例えばよくあるのが就寝時。他には何かに夢中(集中)していた時、気がついたら歯ぎしり(あるいは上下の歯で強く食いしばって)をしていたことに気付く方もいらっしゃいます。

 

こういう無意識でしてしまっている歯ぎしりや食いしばりは、普段食事などでの力とは比べ物にならないくらいの強い力を歯にかけてしまっています。これが毎日繰り返されると、歯の寿命も短くなってしまうことも出てきますし、歯ぎしりをし続けることで知覚過敏(冷たいものがしみる)を起こすこともあります。

 

 

歯ぎしりをおこす原因

 

歯ぎしりや食いしばりは「貴方の原因は○○です」と断定できないことが少なくありません。ただいくつかよく言われる原因はありますので、簡単にですがご紹介します。

 

歯並び・かみ合わせが良くない

歯並びが良くないと歯ぎしりにつながることがあります。

 

かみ合った時に、全体的に均一に同じくらいの力が歯にかかるのが理想です。ただ歯並びが良くないと強く当たる部分、力が弱い部分、場合によっては全く上下が当たらないところなどがあったりすると、それによって感じる不快感などで歯ぎしりを起こすこともありますし、一部をかばおうとして起こってしまうこともあります。

 

悪習癖

頬杖などの日常生活の些細な癖が原因で、歯ぎしりをしてしまうこともあります。また例えばいつも同じ方向を向いて寝ているだけでも出ることがあります。

 

こんなことでも歯ぎしりにつながってしまうこともあるので、だからこそ歯ぎしりの原因を確定することが容易でないことが多いのです。

 

交感神経が過緊張な時

交感神経が緊張状態のとき、人は興奮状態になります。そういう時はグッと食いしばったり歯ぎしりをすることで、その緊張状態・興奮状態を解放しようとします。

 

交感神経が緊張状態の時はいろいろな時に起こりえますが、当院として特に伝えたいのが、[甘いもの(糖質)が多い人]&[姿勢が悪い人]。

 

糖質過多の食生活だと血糖値の変動が大きくなります。その結果アドレナリンが大量に放出され興奮状態になります。

 

また姿勢が悪いと、どこかをかばう必要が出てきてしまい、その結果過緊張につながることも出てきます。

 

(参考までに)

糖分の大量・または頻繁な摂取

 ↓

血糖値の急激な上昇 ⇒⇒ 高血糖(※1)

 ↓

血糖値を下げるために脾臓が過剰なインスリンを分泌

 ↓

血糖値が急激に下降 ⇒⇒低血糖(※2)

 ↓

血糖値を正常に戻すために副腎皮質からアドレナリンやノルアドレナリンが分泌される(※3)

 ↓

血糖値が急上昇

 ↓

インスリンがまた大量に分泌される

 ↓

 ・

 ・

 ・

 ・

 ↓

多量にインスリンを消費していくとインスリンが枯渇する ⇒⇒糖尿病

 

※1

高血糖は血管に障害を起こします(血管を傷つけます)。その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高くします。血管障害は歯周病にもつながります。

 

※2

低血糖は脳のエネルギー不足を起こし、眠い、疲れやすい、だるい、やる気が出ない、集中力低下、うつ症状などを起こすこともあります。他に強烈に甘いものを欲するのも低血糖かもしれません。

 

※3

アドレナリンにより感情的には興奮状態になります。その結果、イライラ、キレっぽくなる、歯ぎしり食いしばりにつながることもあります。

ノリアドレナリンにより起こる感情は、アドレナリンと逆です。不安な気持ち、恐怖心、落ち込み、焦燥感、強迫観念などを感じやすくなります。

 

 

 

 

歯ぎしりを長期間することで起こりうる問題

 

歯ぎしりや食いしばりを長期間しているといろいろなことが起こりやすくなります。

 

歯周病が進行しやすくなる

歯と歯ぐきの境目に磨き残しがたまっていると歯周病が進みやすくなります。そういう方が歯ぎしりまであると、不必要な力が歯にかかるわけなので、当然歯周病がさらに進行しやすくなり、歯がグラグラしやすくなります。

 

歯科治療をした詰め物やかぶせ物が外れやすくなる

過度でかつ不必要な力が毎日繰り返し歯に加わってしまう(続く)わけです。当然詰め物やかぶせ物が外れたり、部分的にかけてしまったりしやすくなります

 

 

 

治療方法

 

なかなか根本的な原因からアプローチすることは難しかもしれません。まずは原因両方より対処療法というふうに当院の場合はアプローチしていきます。

 

スプリント

患者さんごとにマウスピースを作成します。マウスピースを入れることで歯ぎしりで歯が削れるのを防ぐとともに、就寝時のかみ合わせを少しですが上げることで、顎の関節にかかる力を少し弱くして様子を見ます。

 

かみ合わせの調整

上下で咬んだ時に特に強く当たっているところや、真っ先にあたるところがあればその部分のあたりを弱くすることで、咬んだ時にかかる力やストレスを軽減して様子を見ます。

 

 

歯ぎしりが気になる方へ・・・・

 

「歯ぎしりが気になる」「家族の人に寝てるときの歯ぎしりがうるさいと言われる」

 

そんな方は一度  犬山市や江南市からも来院しやすい 扶桑町 わだち歯科クリニック  へお越しください。

 

お話をしっかり聞かせていただいた上で、その方に合った説明をし、治療方法を提案させていただきます。