MRC矯正(子供の歯並び・小児矯正)

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5~7歳くらいから始める子供の矯正『MRC矯正システム』

MRC矯正

歯並びを悪くしてしまった《原因》にアプローチするオーストラリアの新しい矯正方法です。何十年という臨床と結果により開発された、子供の成長時期に行うマウスピース型の矯正装置を用いた治療システムです。口の周りの筋肉(口腔周囲筋)を正しく成長させて歯並びを正していきます。

MRC矯正治療の4つの特徴

  • 歯を抜かない
  • ブラケットやリテーナーを使用しない
  • 悪い歯並びに後戻りしない
  • きれいな顔立ちを手に入れることができる

4人に3人の子供が不正咬合(歯列不正)の時代です・・・

MRC矯正

今の時代ではほとんどの子供に歯並びの乱れ(歯列不正)が見られます。いったいどうしてなのでしょうか?その原因の多くは《口腔周囲筋(口の周りの筋肉のことです)の機能不全》によるものです。歯並びの悪影響を及ぼす機能不全には以下のようなものがあります。

不正咬合の種類

矯正治療を行うということは、歯並びに何らかの異常があるということです。ここでは、矯正治療が必要になる歯列不正をご紹介します。

  • 出っ歯(上顎前突)

    上顎前突日本人にはとてもなじみ深い歯列不正です。上の前歯が前方に突き出しています。日本人に多い歯列不正で、顔の印象が大きく変わります。

  • 開咬(かいこう)

    開咬奥歯で噛んだとき、前歯が噛み合わず隙間ができてしまいます。日常生活の中で前歯が噛み合うことがありません。

  • 受け口(下あごが出ている)

    受け口出っ歯とは正反対の歯列不正で、あごが大きく突き出た感じになります。上の歯が削れる場合があるので注意が必要です。

  • 叢生(らんぐい歯)

    叢生「らんぐい」とも呼ばれる歯列不正で、歯ならび全体が乱れています。上手く噛み合っていないので、虫歯や歯周病になりやすくなります。

  • すきっ歯(空隙歯列)

    空隙歯列「すきっ歯」とも呼ばれる状態です。歯と歯ぐきの間に隙間があり、食べ物が詰まりやすかったり発音が悪かったりします。

  • 深い咬み合せ(過蓋咬合)

    過蓋咬合上の歯と下の歯が、深く噛み合っている状態をさします。咬合が深すぎることによって、余分に歯が削れるおそれがあります。

不正咬合(歯列不正)にはなぜなるの?遺伝は関係するの?

MRC矯正これらの不正咬合(歯列不正)は生まれつき(遺伝)なのでしょうか?実は遺伝的な要素は昨今ではあまり関係ないと言われています。

最近の研究では、多くが口の周りの筋肉の発達が不十分であったり正しくなかったり、また舌の位置が悪かったり、誤った呼吸や嚥下(えんげ 飲み込みのことです)を繰り返した結果、顎の成長発育が不良になり、歯並びやかみ合わせに悪影響が出てしまったことがほとんどだと言われています。

他にも食生活や姿勢、生活習慣など様々な要素が重なり合い、子供の顔と体の健全な成長を妨げています。その結果の1つとして歯列不正(歯並びが悪い)という形で表れているのです。

並びを悪くする悪習癖

歯並びの正しい成長を妨げる悪習癖には以下のようなものがあります。

①口呼吸

普段お口ポカンと開いていませんか?少しでも空いていれば、口呼吸である可能性が極めて高いです。口呼吸は、不正咬合と顔全体の成長を大きく悪化させる要因です。歯並びだけの問題ではなく、細菌やウイルスなどの病原菌を直接体の中に取り込んでしまうため、風邪や花粉症・アレルギーにも罹患しやすく、健康面でも良いことは何一つありません。

②舌癖

普段何もしていない時、舌はどこにありますか?何もしていない時に、舌が歯に触れていたり歯を押していたら舌のポジションが違っています。舌は上の前歯の付け根の少し手前あたりに軽く触れている状態が正しい位置です。舌が歯に触れていると、それだけで歯は動いてしまい、歯並びは崩れていきます。

③逆嚥下

赤ちゃんがミルクを飲むときの乳児嚥下のことです。本来歯が生えてきて咬む食事ができるようになると、咬んだものを口の中で集めて飲み込む成人嚥下に変わります。ですが、子供の中には乳児嚥下から成人嚥下に移行できない(移行が不十分な)子もいます。その場合は嚥下のたびに頬や唇から強い力が歯に加わるため、歯並びが乱れていきます。

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歯はたった2gの力で動く!口の周りの悪習慣を改善するMRC矯正

MRC矯正歯はたった2g(1円玉2枚程度)で動きます。

これに対して下唇は200~300g、舌は500gの力を歯に対してかけてしまいます。唇から舌で誤った不必要な力を与え続けることで、歯並びが悪くなってしまいます。

そういった原因を解消していくことを目的としているのがMRC(Myofunctional Research Co.)矯正システムです。悪くなってしまったという「結果」である歯並びを治すのではなく、不正咬合の「原因」を正してき、その結果として歯並びもきれいに整えていきます。

MRC矯正原因にアプローチしているため、矯正治療終了後の歯並びの後戻りが他の矯正方法に比べ圧倒的に少ないのも特徴です(MRC矯正は治療後の後戻りが無い状態を目指しています)。

日本においてはこういった概念の浸透が予防先進国に比べて少し遅れていますが、今後10~20年の間には、歯列不正を予防する時代が到来すると思っています。

具体的には、トレーナーと言われるマウスピースタイプの矯正装置を就寝時と日中1~2時間装着し、必要に応じて毎日10~15分程度のアクティビティ(トレーニング)をご自宅で行ってもらいます。

MRC矯正のトレーナーの働きについて

MRC矯正トレーナーを使用することで、舌の位置を正して口の周りの筋肉を整え、顎を広げていきます。トレーナーは正しい舌の位置や、飲み込み方を習得するだけでなく、鼻呼吸を覚えさせる役割があります。その結果改善された筋肉により、歯と顎の矯正を可能にしていきます。自分の筋肉で歯や顎を矯正していく手助けをするマウスピース型の矯正装置です。

決してトレーナーそのものが歯を動かして、歯並びを揃えていくのではありません。

愛知では10件強の歯科医院のみ!当院はMRC矯正正式加盟クリニックです

MRC矯正MRC矯正を開発したMyofunctional Research Companyの認定を受けている歯科医院は愛知では10件、日本全体でも80件強ほどしかありません。Myobrace® Memberの加盟条件は下記のとおりです。

・MRC治療を50症例以上行っていること
・院内にアクティビティとコンサルルームがあること
・一年以内のMRC講習会に出席していること
・加盟説明会に参加すること

Myobrace® Memberについて詳しくはこちら>>

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MRC矯正の目指すもの

歯並びが教えてくれる成長の不足を読み取り、MRC矯正として目指すゴールは以下の4つです。

  • 唇が閉じている
  • 鼻で呼吸ができる
  • 舌がいつも正しい位置にある(上あごに付いている)
  • 正しい飲み込みができる

適切なタイミングにMRC矯正治療を始めることで、顎の成長ときれいな歯並びを得るだけではなく、正しい呼吸によって病気になりにくい健康な身体を作ることができます。

来院からMRC矯正治療開始までの流れ

当院の矯正治療は以下のような順序で行っています。

  • ①まずはお電話下さい

    MRC矯正お子様の歯並びを見て、気になることがあればまずそこで一度ご来院下さい。矯正治療を始めるタイミングが遅れた結果、矯正治療の難易度も費用も高くなることがよくあります。「歯並びのこの部分が気になるんだけど」「このまま様子見ててもいいのかしら」と感じた時に、「子供の歯並びの相談希望」とお電話下さい。

  • ②無料矯正相談

    MRC矯正来院初回から矯正の費用がかかることはありません。初回はお口の中の簡単なチェックとお掃除をして、現状の歯並びの問題点と矯正治療を始める場合の最適な開始時期の目安(歯並びの状態、治療の難易度などによって、子供一人一人違います)、当院で矯正治療を始めた場合の大まかな流れ(当院のMRC矯正システムのメカニズムや料金など)をご説明します。時間は45分程度を予定しています。この日はここで終了です。

  • ③矯正診査

    MRC矯正無料矯正相談の後、ご家庭で詳しい矯正診査分析を受けるかをご検討下さい。矯正診査を希望される場合はお電話で「矯正診査希望」とご予約下さい。その後来院していただき、様々な検査(レントゲン撮影・口腔内写真撮影・顔や全身の写真撮影・発音や口の動きを見るための動画撮影・歯の模型作成など)を行います。検査費用は自由診療になります。費用はこちら になります。(※MRC矯正などの歯科治療は全て医療費控除の対象となっています。)

  • ④診断結果説明

    MRC矯正診断結果や料金説明、今後の矯正診療の進め方の説明をお伝えします。お時間は45分から1時間程度いただきます。検査結果をもとにご自宅でしっかり相談してお考えください。

  • ⑤矯正治療開始

    MRC矯正治療を始めることに同意していただけたら、いよいよ矯正治療開始です。基本的には1か月に1回来院していただき、口の中の状態を確認しトレーナーとアクティビティの習得状況を確認していきます。

MRC矯正の適応年齢

MRC矯正

当院ではMRC矯正の適応年齢は5歳~9歳(特に6~8歳)だと考えています。ですが、年齢によって歯の生え変わりが早い子もいれば、そうではない子もいるので一概には言えません。年齢で適応年齢を判断するのではなく、大人の歯の生え変わりの状態や体の発育状態などトータルで判断させていただいています。なので、まずは保護者の方が見て子供の歯並びが気になることがあればその時点で歯並び無料相談にお越しください。※歯並びの状態によっては3~5歳くらいから行える乳幼児プログラムもございます。

MRC矯正のよくある質問

MRC矯正は痛くないの?

痛みはほとんどの子にはありませんが、ごくまれに痛みを訴える子供もいます。ですがそれもトレーナーを入れた最初のうちだけで、数日そのまま続けているうちに無くなることがほとんどです。今までトレーナーをお渡しして痛すぎてできなくて、断念した子は当院ではいません。万が一痛みが出て困難な時は遠慮なく言ってください。トレーナーにはたくさんの種類があります。トレーナーの大きさや硬さが違うものに交換することで容易に対応できると思います(万が一そのようになったとしても、新しいトレーナーの費用はかかりません)。

MRC矯正の治療期間はどれくらい?

当院が指示したことをご自宅で全て頑張って行っていただいた場合は、目安として2年くらいです。当院としても、2年から2年半で一人のお子様の矯正治療を終わらすことを目標としています。ですが当院が指示したことの中で、できない(ご自宅で頑張ることができない)ことがあればあるほど矯正期間は長くかかりますし、矯正治療の結果も全て行ってくれた場合に比べると限界はあります(例えば1日の装置の装着時間が短い、など)。

MRC矯正で治らない症例はありますか?

矯正装置の装着時間が、当院が指示した時間に到達しない場合をはじめ、当院が指導説明したことを充分に行うことができないことが多くなればなるほど、矯正治療の結果には限界は出てきます。また矯正治療を始める年齢(始める時点で出てきている永久歯の本数や永久歯の状態)によってもMRC矯正だけでは限界があり、ブラケット矯正など他の矯正治療が必要になることはあります。

MRC矯正装置を子供がちゃんとつけていられるか心配です。

トレーナーの装着時間の目標は、就寝時(寝ている時)と日中1~2時間です。そこをきちんとクリアすればするほど矯正治療の結果は良くなりますし、矯正治療を早く終えることができます。ですが上記の時間完全にできなくても、MRC矯正治療をできる限り行うことで悪い習癖が除去されますので、何もしないよりかは歯並びや身体にとって良い効果・結果は発揮されます。それに今までのMRC矯正の経験上、ほとんどの子が痛みを感じず行っていますので、そこまで過度に心配されなくても大丈夫ではないかと思います。

MRC矯正装置(トレーナー)のお手入れ方法を教えてください。

トレーナーを装着しない時は、水洗いをするか軽く歯ブラシなどでこすり洗いをし、コップなどに水を入れ、その中に入れておいてください。歯磨き粉などを用いてゴシゴシ磨くのはかえって傷をつけてしまうので良くありません。できる限りきれいに、においも少なく清潔に保ちたいのであれば、歯科医院で矯正装置専用の洗浄剤を販売しているので、それをお使いください(市販の入れ歯洗浄剤などを使うことはおやめ下さい)。

その他のMRC矯正の徹底解説はこちらから

その他の矯正治療法について

小児矯正わだち歯科クリニックでは、MRC矯正治療の他にも、色々な矯正治療も行っています。本来の原因にアプローチするMRC矯正が最も望ましいことは、ここまでお伝えしてきましたが、年齢の問題など全てのお子様にMRC矯正治療が適応するわけではありません。

他にもお子様自身に歯並びを治したい気持ちがあるのか、お家の方がサポートできる環境があるかどうかで、MRC矯正治療が適応でない場合もあります。

その場合は、最適な矯正方法をご提案しますので、遠慮なくご相談ください。

その他の当院が行っている矯正方法についてはこちらをご覧下さい>>

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