20歳になったら親知らずのケアを

投稿日:2018年4月18日

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「親知らずが最近うずきます・・・」

 

今日は親知らずについて患者さんから聞かれる質問内容をまとめて書いてみようと思います。

 

まず親知らずの正式名称は第三大臼歯(大臼歯)といいます。大臼歯の中で一番後ろに位置する歯であり、「智歯(ちし)」とも言います。

 

ちなみに6歳頃出てくる6歳臼歯が第一大臼歯になります。

 

質問いろいろ

 

ここからは親知らずについてよく聞かれる質問を列挙していきます!

 

①どうして親知らずの向きが悪くなっているのですか?

レントゲン写真を撮りそれをお見せして説明している時によく聞かれる質問です。親知らずが生えるスペースが足りないと(顎が小さいと)、親知らずが斜めになったりします。

 

②親知らずの抜歯は保険でできますか?

これも時々聞かれます。親知らずの抜歯は保険治療の範囲内で対応可能です。

 

③親知らずの抜歯にはどのくらい時間がかかりますか?

抜歯については簡単な症例もあれば、完全に骨の中に埋まっていて周りの骨を取り除いて抜かなくてはならない場合もあり、一概に何分(何時間)とは言い切れません。

 

④抜いた後痛いですか?顔は腫れますか?

これも③と同様、親知らずの状態によります。難しい親知らずの抜歯だと痛みが出たり顔が腫れたりする可能性は、簡単な場合に比べるとあります。

ですが、そういった抜歯後の症状を出にくくするために抗生剤や頓服(痛み止めの飲み薬)は出させていただきますので、主治医の指示に従って服用して下さい。

 

⑤難しい親知らずだと歯科医院で抜けないことがあると聞きましたが・・・?

親知らずが埋まっている場合は、ケースによっては非常に難手術となる場合があり、通常の歯科医院では対応できないこともあります。

当院でもそのようなことはあり、その場合は紹介状を書かせていただいて口腔外科に紹介させていただいています。

 

⑥1日に何本かまとめて親知らずは抜けますか?

当院としてはあまりお勧めはしません。まとめて抜いてその部分が全て痛みや違和感が出てしまったら大変だからです。

まとめて抜くなら上下の親知らずを一緒に同日ならまだ可ですが、左右の親知らずを同日に行うのは当院ではお断りしています。左右とも痛くなってしまったら、食事の時皆さんが予想する以上に辛いです。

 

 

 

親知らずを若いうちに抜いておくという考え

 

親知らずは、だいたい18~20歳くらいで出てきます。

 

親知らずをいつ抜くのが最適かは、患者さん一人ひとりの状態にもよるので一概には言えませんが、次のような理由から、「出てきたら早めに抜いておく」のも一つの考え方だと思います。

 

・親知らずは生え方によっては、周りの歯へ虫歯を誘発したりします。歯ぐきの中に埋まったまま、周りの歯に悪い影響を及ぼす場合もあります。

・20歳頃であれば年齢的に若いので、歯ぐきや骨の回復力も強く、術後の治りも早いと言われます。逆にアルコールや喫煙や歯周病、老化で弱った歯ぐきでは、親知らずの抜歯によるダメージも大きくなってしまいます。

・親知らずの根の近くには大きな神経と血管が通っている管があり、親知らずの抜歯の時にはこれを傷つけないように細心の注意を我々は払います。だから、親知らずの根が完成しきっていない20歳頃に抜くメリットはあります。

・親知らずは元々咬み合わせる歯が無いため、咬み合わせを求めて上下に長く伸びる傾向があり、成長するほどにかみ合わせのバランスが崩れ、口の中だけでなく全身の健康バランスを欠く原因にもなってしまいます。

 

 

親知らずケアのすすめ

 

いずれにしても親知らずの状態は人によってそれぞれ違い、ばらつきがあります。本人も気づかないうちに面倒な状態になっている場合も多いので、定期的な歯科検診の際に親知らずの状態も必ず確認を受けましょう。

 

親知らずの「抜き時」を外さないようにしていきましょう。

 

虫歯や歯周病予防のための定期検診(メンテナンス)に、「20歳(はたち)になったら親知らずのケア」という考えもよければ持ってみて下さいね