受け口の治療はお早めに。

投稿日:2017年12月22日

カテゴリ:子供の歯と歯ならびのおはなし

今日は反対咬合(受け口)について書いてみたいと思います。

 

反対咬合は可能であれば早く改善を試みた方がいいと思っています。

 

可能なら早いうちから矯正治療という形で介入させてもらったほうが良い、ということです。

 

早く改善したい理由としては、成長期の反対咬合を放置してしまうと下顎が成長してしまい、受け口がどんどんひどくなる可能性があるからです。

 

下顎に比べ上顎の方が顎の成長が先に終了します。

 

前歯の反対咬合(受け口)を正しいかみ合わせに治すことによって、下顎の過度な成長を抑えることも可能になります。

 

成長期のお子様は、顎の成長が終わっている成人と違い、顎が発育途中ということもあり、顎の成長力を利用したり、時には顎の成長を抑えて正しい顎の位置関係にしたりと、矯正治療により獲得しやすい時期なんです。

 

「うちの子、受け口?」「横顔しゃくれてる?」と思う保護者の方は、早めに近隣の歯科医院もしくはかかりつけの歯科医院を受診してくださいね。

 

乳歯は2歳半から3歳くらいで生えそろうことが多いのですが、その時点で受け口であれば要注意です。

 

大人の歯になると自然に戻ることもあるのですが、論文では7~8%しか治る可能性は無いと書かれているものが多いです。

 

受け口になる大きな理由の一つに『舌の位置が悪い』ことがあります。

 

舌の位置は、舌先が上の前歯のすぐ後ろに位置しているのが正しい状態です。

 

しかし舌の位置が悪いと、食事の時に食べ物を飲み込む際、舌で下の歯を前に押すような形となり、その結果受け口につながります。

 

早期に発見できれば、マウスピースのような装置を就寝時に入れることで改善することも多々見られますので、「おかしいな」と思われたら早急に歯科医院を受診することをお勧めします。

 

3歳くらいからでもマウスピース型の矯正装置で反対咬合を治せることもあります。

 

マウスピースは、口の中に固定するような矯正装置ではなく、夜寝ている時に口の中に入れておくだけという簡単なものです。

 

当院としては、全ての反対咬合(受け口)をただ経過観察するだけでなく、場合によっては低年齢期から積極的に治療することをお勧めします。

 

ただ3歳になれば誰もが入れられるわけではありません。

 

ですが反対咬合含めお子様の歯並びが気になる(心配である、または良くしていきたい)保護者の方は、できる限り低年齢から歯科医院に定期的に通って下さい。

 

お子様に歯科医院に慣れてもらいたいからです。

 

1歳くらいから歯科医院に通っているお子様と、4歳で初めて反対咬合を気にして来院したお子様。

 

矯正治療を始める場合、どちらの子供が我々歯科医療従事者とコミュニケーションを取りやすく、治療が必要になったとしてもスムーズに移行できると思いますか?

 

答えは明白だと思いませんか??