歯並びが悪くなる原因

投稿日:2017年10月6日

カテゴリ:子供の歯と歯ならびのおはなし 赤ちゃん子育てヒント

今日は《きれいな歯並び》について書いてみたいと思います。

 

歯の周りには頬、唇、舌など様々な軟組織(なんそしき)が存在しています。

 

唇や頬は歯に対して、外側から内側に力をくわえています。一方、舌は歯を外側に押しています。

 

この外側への力と内側への力のバランスが良いと歯並びも良くなる傾向が高いです。

 

ですがバランスが崩れると(どちらかの力が極端に強いと)ガタガタになったり、出っ歯や受け口になってしまうことがあります。

 

内側にかかる力より外側にかかる力が強ければ、歯は外側に動きます。

 

逆に外側からの力の方が内側からの力より強ければ、歯は内側に動きます。

 

ここから日常生活に潜む、頬や唇・舌のバランスを悪くする可能性があるものを書いてみます。

 

 

乳児型嚥下

 

まだ歯が生えていない赤ちゃんの頃は、母乳や哺乳瓶でミルクを飲む時に、舌を前後に動かしながら唇に力を入れる乳児型嚥下(にゅうじがたえんげ)という嚥下の方法で飲んでいます。

 

その後歯がはえてくると、食べ物を咬むことができるようになり、咬んだものを舌の真ん中に集め、それを上顎に押し付けながら舌を後方に移動させて飲み込む成熟型嚥下へと変わっていきます。

 

しかし、最近はこの乳児型嚥下から成熟型嚥下への移行がうまくいかないお子様が増えています

 

あまり咬まなくても乳児型嚥下で十分食べられてしまう柔らかい食べ物が増えたことが原因の1つとして考えられています。

 

この乳児型嚥下だと、飲み込むたびに頬と唇に強い力が入るため、常に歯が内側に強く押され、その結果バランスが崩れます。

 

嚥下は一日数千回も行われています。

 

乳児型嚥下がそれだけ繰り返されるとその度に歯が内側に強く押されるということになります。

 

その結果、歯並びはどうしても悪くなります。

 

 

口呼吸

 

呼吸は鼻でするものです。口で呼吸する口呼吸は間違った呼吸の仕方です。

 

口呼吸をしている人は常に口をポカンと開けていますが、どのような歯並びになると思いますか?

 

口呼吸の場合、口を開けているので前歯が唇で押さえられずに前方に傾斜するために、いわゆる出っ歯になってしまいます。

 

さらに、相対的に頬が歯列を内側に押す力が強くなるために、歯列の幅が狭くなり、歯列形態はV字型になる傾向があります。

 

歯並びの問題だけでなく、口呼吸をしていると大気中の雑菌を常にフィルターなしで吸い込んでいるために、風邪をひきやすくなります。

 

また口呼吸をしていると口の中が乾燥しやすいため、歯に着色がつきやすくなったり、プラークも付きやすくなることから歯肉炎歯周病にも罹患しやすくなります

 

 

低位舌

 

正しい舌の位置ってご存知ですか?

 

舌は上顎についていないといけません。

 

普段安静にしている時、舌は上顎についています。

 

しかし舌の位置が下顎にある子供も昨今非常に多いと感じています。

 

成長期に舌が低い位置にあると、舌は常に舌が前方に押す力を発揮し続けていることになり、その力の結果下顎や舌の前歯を過度に前方に成長させたり歯を動かしてしまい、受け口になってしまう場合があります。

 

 

この3つが全てではありませんが、子供の時の機能的な問題が歯並びを悪くすることになることがよくあります。

 

逆に言えば、子供の時に“正しい呼吸”、“正しい嚥下(飲み込み方)”などをいかにきちんと身につけることが、将来のきれいにな歯並びにつながるかを知っていただけたら嬉しいです。

 

子供の歯並びは両親の歯並びが関係していることは、意外に多くないんですよ(もちろん0ではありませんけどね)。

 

よければ参考にしてくださいね。

 

※プライベートでTwitterやってます。ブログでは偉そうに色々書いていますが、日常生活はチャランポランです。もしよろしければご覧いただき、さらによろしければフォローして下さったらうれしいです(ここをクリックしてください)。

 

※赤ちゃんの呼吸や嚥下の話も《ママ赤ちゃん子育て教室》 ではお話しています。次回来週木曜午後開催予定です。よろしければ予約の上お越しくださいませ。