乳児嚥下(えんげ)とストローマグ
投稿日:2017年8月8日
カテゴリ:赤ちゃん子育てヒント
嚥下異常を改善するには・・・
ストローマグの使い過ぎは要注意です!
正式名称知らないので、ストローマグと書かせてもらいます。
このストローマグ、便利です。
飲み込みのトレーニングにもなりますし、飲みこぼしも普通のコップに比べると少なくなると思います。
ですがストローマグに頼りすぎることで、正しい嚥下を身につけにくくなるという欠点もあることをぜひ覚えておいていただきたいです。
ストローが長く、舌の後方部までストローが届いてしまうと乳児嚥下が持続してしまいます(成人嚥下を身につけ始めている時期には、成人嚥下の習得の妨げになってしまいます)。
他にも舌先端の機能発達にも悪影響を与えてしまいます。
ストローマグを使うコツは、使うとしても徐々にストローを短くしていきましょう。
乳児嚥下が消失しないまま成長するのを防ぎたいのなら、ぜひ意識してこの工夫してみて下さいね。
最後にメッセージ・・・
赤ちゃん本舗やベビザラス・・・、そういう赤ちゃんショップに行くと、本当に色々な種類の赤ちゃんグッズが展示してあります。
見ていて楽しくなります💛
今、わだち歯科クリニックでは定期的に赤ちゃんの話を中心とした院内セミナーも始めましたが、是非色々な情報を知っていただきたいと思い、このようなブログも書いています。
今回話を書かせてもらったベビーマグ、良くない面も書かせていただきましたが、悪い面ばかりでは決してありません。
お母さんがこれを使ったほうが楽であったり、助かる場面だって少なくないはずです(例えば外出している時など)。
でも、赤ちゃんの健やかな成長のことを考えると良くない面もあることを知ったうえで、どのように使うかを考えていただきたいと思います。
先月、第1回目の ≪ママ赤ちゃん子育て教室≫ を開催しましたが、そこで参加した方の感想にも“もっと早くこの情報を知りたかった”というような声をいただきました。
先日ブログで書いた、フッ素塗布 の話と一緒だと思うんです。
利点と欠点を知り、そのうえでどうするか(使うか使わないか、頻度をどうするか)を決めて欲しいと思います。
便利グッズを全て否定するつもりは毛頭ありません。
でも便利グッズを使うことで起こりうる弊害を知っていたら使わなかった・・・、という保護者の方も意外に少なくない、、、ということを先日参加したセミナーでも講師の先生がおっしゃっていましたし、自分自身もそう感じています。
※そのセミナーについては、また後日ブログで書きますね。
今日は、この辺で。
何か1つでも参考にしていただければ嬉しく思います。
今日のブログ、文字数2500字オーバー・・・
我ながら力作ブログだと思います。
※次のママ赤ちゃん子育て教室の開催は9/14・10/12を予定しています(2日とも内容は同じです)。そして11月12月はテーマを離乳食に限定して開催する予定です。
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