哺乳ビンを使う時の工夫

投稿日:2017年1月14日

カテゴリ:赤ちゃん子育てヒント

先週母乳と虫歯について、このブログ『赤ちゃん子育てヒント』で書きましたが、今日はその時のブログの予告(?)通り、哺乳ビンについて書いてみたいと思います。

 

あくまでも歯科医師の立場(赤ちゃん歯科の分野を勉強している立場)で書かせていただきます。ですので、もしかすると育児書であったり、産婦人科の先生と見解が違うこともあるかもしれません。その点をご了承いただいた上で読んでいただければ幸いです。

 

 

母乳を飲んでいる時と哺乳ビンから飲んでいるときの根本的な違い

 

母乳を飲んでいるときは、下顎を前に出して上下運動をします。唇と舌で乳首を取り込み、舌で乳首を上顎に押し付けて、絞り出しています。

 

この時、決して吸引はしていません。吸うのではなく『咬む』行為を授乳によってしています。

 

しかし哺乳ビンでの授乳は吸引(『吸う』)になります(なってしまいます)。

 

その結果、本来獲得する咬む機能が充分育まれなくなってしまい、悪い癖が身につきやすくなってしまいます。さらに哺乳ビンを使っているときの舌は、下顎前歯の舌側につくようになり(低位舌 ていいぜつ といいます。舌の位置が正しい位置よりも低位、つまり低い位置にあるということです。これは歯並びが悪くなる大きな原因です)、上顎の発達が悪くなってしまいます。

 

 

哺乳瓶を使う場合の工夫

 

哺乳ビン育児の場合は、混合型乳首商品名 ビーンスターク 二プル など)の使用をお勧めします。

 

これでミルクを飲むときは、母乳を飲んでいると同じような筋活動をするからです。

 

ただし混合型乳首を使う時は初めからこれを使ってください。他の吸引型乳首から混合型への変更は難しいことが多いからです。というのも、吸引型乳首のほうが飲みやすく、それに慣れてしまうとその状態から混合型乳首に変えることは容易ではありません。

 

そして穴のサイズは、可能ならS・M・Lと分かれていた場合、一番穴のサイズが小さいSサイズを推奨します。

 

理由は穴が小さいほうが飲むトレーニングになるからです。

 

ただSサイズだとどうしても時間がかかってしまう、だとか飲みにくそう(飲めない)であれば、他のサイズから始め、飲めるようになったらトレーニングを兼ねてサイズを小さくしたり、MとS 2サイズを併用したり工夫するのも良いと思います。

 

逆に、穴の大きなものを使い短時間で飲めてしまうと、赤ちゃんの満足感を得られないこともありますので、ご注意ください。

 

 

今日はこの辺で。

 

何か1つでも「へぇ」と思っていただいたり、読んでよかったと思っていただけたら嬉しく思います。

 

次回は、まだ書く内容は未定です(すいません)。

 

ですが、このブログ『赤ちゃん子育てヒント』は毎週1つは更新していこうと思っています。

 

よろしければ定期的に覗いてみて下さい。