母乳と虫歯 の関係性

投稿日:2017年1月7日

カテゴリ:赤ちゃん子育てヒント 食と栄養・サプリメントコラム

「母乳をずっと与えていると虫歯になりやすいのでしょうか?」

 

 

時々聞かれるので、今日はブログでわだち歯科クリニックとしての意見・考えを書いてみます。

 

結論から先に書きます。

 

当院としてはそこまで大きな問題・違いは無いと考えています。

 

確かに母乳にも乳糖という糖の成分は含まれてはいます。砂糖よりは虫歯には断然なりにくいですが、全く虫歯の原因にならないわけではありません。

 

でもこれについてなら、母乳だからというわけではなく、人工乳(ミルク)でも結局同じです。

 

 

母乳そのものに原因があるのではありません

 

母乳そのものが良くないのではなく、他に原因があることがほとんどではないでしょうか。

 

まずは <飲ませ方>。

 

口の中がきれいではない状態で、寝るときに授乳させながら寝かせつけたり、夜何度も飲ませれば虫歯にはなりやすくなります。

 

でもそれは母乳に大きな原因があるわけではないことは、ここまで読んでいただけれたならもうお分かりですよね。

 

母乳に大きな問題があるのではなく、母乳の中のほんのわずかな乳糖で虫歯を発生しやすくなるような口の中の環境に問題があるのかもしれません。

 

寝る前の仕上げ磨きはできる限り念入りにお願いします。口の中の虫歯菌は、就寝時に最も活発になります(唾液量が減るからです。就寝時口が開いていれば、より一層唾液の量は減るので、さらに虫歯リスクは高まります)。

 

そして可能であれば、夜頻繁におっぱいをくわえさせないようにしてくださいね(可能であれば・できる限り、で結構です)。夜頻繁におっぱいをくわえさせないようにすることで、虫歯のリスクを減らすことができます。

 

ですが、根本的な問題として虫歯菌が定着・増殖しやすいような甘いものを、卒乳前の赤ちゃんの時期から与えてしまっているのが一番良くありません。

 

3歳までは味覚の形成時期です。その頃までは、できる限り砂糖に触れる量・頻度を減らしてください。

 

年齢によっては仕上げ磨きが十分できない年代もあります。そういう時だからこそ、まずは甘いものをできる限り与えないことを心がけて下さい。

 

甘いものを与えて、仕上げ磨きもしっかりできなくて、頻繁に就寝時母乳を与えていれば、虫歯はできやすくなってしまうのは仕方ないことです。でもそれなら、母乳が悪いわけではないですよね。

 

母乳が虫歯になりやすいかを考えたり心配する前に、まず先に、生活全般で考えたり見直すことが無いかを考える方が先だと、わだち歯科クリにニックは考えます。

 

母乳育児は咬む力・筋肉を鍛え、食べる機能を発達させます。母乳をしっかり飲むことはとても大切なことです。「虫歯になりやすいかも」という理由だけで、母乳をやめてしまうのはとてももったいないと思います。

 

来週は哺乳ビン育児について書いてみようと思います(予定です)。

 

人工乳(ミルク)は母乳より劣ることも残念ながらあります。ですが、お母さんによっては母乳がなかなか出なかったり、子供の飲む量を母乳だけでは満たせなく、人工乳に頼らざる得ないことだってあると思います。

 

そういう時にどんな工夫をすればよいでしょうか、というような内容で歯科という立場から書いてみたいと思います。

 

 


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