口呼吸の治し方

投稿日:2016年10月7日

カテゴリ:呼吸・姿勢・その他アンチエイジングコラム 子供の歯と歯ならびのおはなし

何回かに分けて呼吸(口呼吸)について書いてきましたが、これでいったん最終回です。

 

最後は、口呼吸の治し方(鼻呼吸への改善のアプローチ)について書いて終わります。

 

ただ口呼吸が長期間習慣化していればしているほど、鼻呼吸に治すのは大変です。

 

いくつか方法を列挙しますので、できそうなことからでも日常生活に落とし込んでいただければ、と思います。

 

そしてもっと詳しく聞きたい方や、本格的にトレーニングを検討したい方は、ぜひわだち歯科クリニックを受診していただければ、と思います。

 

 

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(ブラックボードもよければクリックし、大きくして見てみて下さい)

 

 

口呼吸へのアプローチ

 

無糖のガムをかむ

口を閉じていることを意識しながらガムを噛んでみましょう。口を閉じていれば鼻呼吸の練習にもなります。また、口の周りの筋力もUPします。

 

口に医療用テープを貼る(鼻呼吸テープ)

唇を閉じる意識付けには非常に効果的です。ただお子様に用いる場合はきちんと説明をしてあげて下さい。「口で息を吸ったり吐いたりするのは良くないからつけるんだよ」などと優しく教えてあげて下さい。

ボク自身も今就寝時、テープ使用しています。

テープをつけて寝た時のほうが起床時の快適さが全然違うと感じています。

 

マスクをつけて寝る

睡眠時のマスクの着用も口呼吸に効果的です。口だけにマスクをかぶせることで鼻呼吸を促します。これは口の中の乾燥も防ぐので、風邪予防にも効果はあります。ただ、口呼吸防止のテープよりは効果は低いです。

 

枕の高さを調整する

寝相が口呼吸を招く原因となることもあります。

「うつぶせ」や「横向き」での睡眠は顔を圧迫し、鼻呼吸を妨げます。また、うつぶせや横向きの寝相が癖になっていると、口呼吸になりやすいだけではなく、頭痛や肩こり、顔のゆがみの原因につながってしまうこともあります。仰向けを意識してください。慣れるまでは大変ですが、根気よく継続(トライ)することが大切です。

また枕の高さにも注意してみましょう。枕がと、高すぎる気道を圧迫し、その結果、口呼吸を促してしまいます。一般的に枕の高さは「仰向けに寝たとき、顔がやや下向きになる」程度の高さ、もしくは床と顔の高さが並行になるくらいがいいと言われています。

さらに枕は硬さにも注意をしてみてください。硬すぎる枕は頭の重さによって首に負担がかかってしまいます。頭が枕に沈んだ時に、気道が真っ直ぐになるくらいの、ある程度の柔らかさがある枕を選んでください。チェックする時はベッドの横に鏡を置いて行うと良いです。多少の高さの調整なら、タオルを何枚か挟む事でもできますよ。

 

舌の位置を意識する

鼻呼吸の人は、舌が上顎についています。それを意識してみてはいかがでしょうか。そしてその時に、上下とも舌を歯の裏につけてはいけません。上顎のくぼんでいる部分に舌をつけるように意識してください。

舌の位置(ポジション)は非常に重要です。

詳しく知りたい方、関心ある方はぜひ一度ご来院ください。

 

子供の口呼吸と出っ歯を改善するマウスピース矯正

子供の歯並びは舌や口の周りの筋肉、そして呼吸などいろいろな要素が関連してその結果悪くなります。

当院では、マウスピースタイプの装置を使いながら歯並びを悪くしている原因を根本的に取り除くことも行っています。これにより口呼吸と歯並びを同時に治療していくことも取り組んでいます。

 

緩んだ口の周りの筋肉をトレーニングするMFT

MFTとは、舌や口の周りの筋肉を正しく使えるように様々なトレーニング方法を取り入れて練習することです。

MFTで口の周りの筋肉を整え、しっかり口が閉じられる力をつけていきます。

当院では、このMFTも外部講師を招聘して院内研修を行ったりと力を入れています。

 

上顎と鼻腔を広げ鼻の通りを良くする拡大床

小学生までの年齢であれば、上顎を広げることによって鼻腔を広げることが可能です。狭くなってしまった上顎を拡大床という矯正装置によって広げ、一緒に鼻腔を広げることによって鼻の通りを良くすることも狙います。

 

あいうべ体操

日常的に口が開くのは、そもそも口を閉じるための筋力が不足しているからかもしれません。筋力アップさせることでで口を閉じる力をつけて鼻呼吸を促すのも手です。毎日少しの時間でも続けることで驚くほど口の筋肉が付きます。その結果、口呼吸の改善効果が見られるかもしれません。

「あー、いー、うー、べー」と5秒くらいで行い、1日30セット(約3分間)が目標にしてご家庭で取り組んでみて下さい。

先ほど書いたMFTよりは簡単に始められるし、たくさんの知識もいりませんので導入としては非常にお勧めです。

 

耳鼻科での治療

全く鼻呼吸できない場合は一度お近くの耳鼻科の受診も検討してください。

 

ダイエット

肥満気味の方はダイエットも効果的です。太っていると首の周りの脂肪が気道を塞いでしまいます。その結果、口呼吸を促す結果となってしまいます。

 

 

 

幼少時は特に注意

 

幼少時に固い物を食べる機会が少なかったり(口の周りの筋肉が鍛えられなかった)、慢性的な鼻炎が続いていると(口をあけっぱなしにしてしまう)、いずれも口呼吸で育っていってしまうリスクが高くなります。

 

幼少時は骨格や歯並びの形成に大きく影響するため、小さい時に口呼吸をしていると、大人になったときに顔の下半分のラインがすっきりしなかったり、鼻炎で口を開けっ放しにしている期間がずっと続くと、歯並びが悪くなってしまうといったことが起きやすくなります。

 

お口ぽかんのお子様の保護者の方へ…

 

ぜひ定期的に扶桑町 わだち歯科クリニックへ定期的にお子様を確認させてください。お口ぽかんを治したほうがいいのか、お口ぽかんの影響で歯並びに悪影響が出てきていないのか、影響が出てきていたら同意対応が現時点ではいいのか(治療の介入含めて)、ご説明そしてその後のフォローもしっかりさせていただいております。

 

 


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