口呼吸が起こす(悪)影響 ~口の中~

投稿日:2018年8月28日

カテゴリ:呼吸・姿勢・その他アンチエイジングコラム 大人向けの歯のお話

口呼吸が引き起こす(悪)影響について、今日は口の中の影響を列挙していきます。

 

先週、口呼吸が全身に引き起こす悪影響をブログで書きました。ご興味あればぜひ、そちらのブログも読んでから今日のブログを読んでくださいね。

 

 

口呼吸の結果、口の中に起きやすくなる悪影響

 

以下列挙していきますね。

 

①歯周病にかかりやすくなる

 

口の中には何百万という細菌がいます。歯ぐきは唾液の中のリゾチームという成分によって殺菌され、きれいなピンク色を保っています。しかし口呼吸は歯ぐきが乾燥するため、歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れやすくなります。

 

口の中の乾燥が進むと唾液の量が減り、唾液が持つ殺菌作用が発揮されなくなってしまいます。

 

これらの結果、歯周病になりやすくなってしまいます。

 

唾液の量が減少し細菌が繁殖しやすい状態になることで、口臭がきつくなることも。。。

 

口臭は歯や歯肉、舌にいる細菌が出すガスによって発生します。

 

鼻呼吸によって常に唾液が口の中を洗い流していれば、細菌の繁殖を抑えることができ、口臭も予防しやすくなります。

 

 

②虫歯になりやすい

 

口呼吸が原因で虫歯になりやすくなることもあります

 

虫歯は、虫歯の原因となる細菌が糖やタンパク質をエサに酸を発生させ歯を溶かす脱灰(だっかい)と、唾液の成分で溶けた歯を元に戻す再石灰化(さいせっかいか)のバランスが崩れた時にできてしまいます。

 

鼻呼吸なら口の中の唾液が歯を殺菌しているため虫歯になりにくい口の中になるのですが、口呼吸はそうではありません。

 

 

③着色がつきやすくなる

 

歯の着色やステインは、汚れが歯の表面についた後、歯が乾燥しているとこびりつき、歯ブラシでは落ちにくくなります。

 

鼻呼吸の人は歯の表面が常に濡れているため着色やステインがつきにくい傾向があります

 

「うちの子の前歯の着色が気になって・・・」とよく保護者の方に言われるのですが、そういうお子様はほぼ間違いなくお口ポカンです。

 

「ボーっとテレビ見ている時、口開いていますよね?」とこちらから尋ねると、「はい…」と苦笑いされることがよくあります(笑)

 

ただ、口呼吸だと歯に着色がつきやすくなるということは、まだ多くの方がご存知ないなあと感じています(なので今日ブログに書いています)。

 

 

④歯並びが悪くなる

 

常に鼻呼吸をしてると舌の位置は上あごに付いた状態になります。

 

しかし、口呼吸が習慣化していると、舌の力が弱まり舌先は常に下の歯に触れている状態になってしまい、この状態が続くと少しずつ受け口になったり、前歯が出てしまったりすることも(その結果、口元が前に出る)。。。

 

口が開いていると、ボーっとした表情になるのもこの為(鼻呼吸は口の周りの口輪筋(こうりんきん)が引き締まり、顔や口元が引き締まって見える)です。

 

だから、矯正治療として歯にワイヤー(針金)をつけて強引に動かしたり引っ張ったりしても、口呼吸の改善が無ければ後戻りしてしまうのは仕方ないということに気付いてください。

 

※そういうことを踏まえて、当院で行う矯正治療は呼吸や嚥下(飲み込み)からアプローチ(改善)していき、歯並びを治していく方法を導入しています

 

 

⑤舌苔が付きやすい

 

舌には舌苔(ぜったい)というコケみたいな白い部分があります。

 

これは細菌や食べかすが、舌の上の細胞の中に入り込んでいる状態で、鼻呼吸で舌が唾液で濡れている方は舌ブラシなどで軽くこするだけで、きれいなピンク色に戻るのですが、口呼吸の方は舌苔が乾燥し、舌ブラシでこすってもなかなか取れなくなってしまいます。

 

その結果、口臭が発生しやすくもなります

 

 

 

今日は以上です。

 

何か1つでも参考にして下さったら、嬉しいです。

 

それでは。。。