顎関節症の治療法

投稿日:2016年6月14日

カテゴリ:大人向けの歯のお話

今日は顎関節症治療法について書いていきます。

 

治療法としてはいろいろな方法があるのですが、今回は主流なものだけご紹介します。

 

スプリント療法

顎関節と筋肉へかかっている負担を少なくするために、就寝時にマウスピースを装着します。就寝時に装着することで顎関節周辺や咀嚼筋の筋肉に過度にかかっている負担を軽減し、緊張を和らげることを期待します。場合によっては日中も装着すると効果が高まることもありますが、長期間入れていることで歯並びが変わってくることもあります。担当の先生に相談してください。

 

またスプリントは歯ぎしりにも有効です。顎関節症の治療で最初に行われるのがマウスピースを使ったスプリント療法であることが多いですが(当院もそうです)、これだけで症状が良くなくならないこともあります。また先ほど上にも書きましたが、マウスピースをいつまでも使い続けることで、かみ合わせや歯並びが変わってしまうことも稀ですがあるので、注意は必要です。

 

運動療法

顎関節症が長期間続いた場合、開口訓練などの運動療法(リハビリテーション・リハビリ)が必要なことがあります。症状にとって行う運動療法は違いますので、きちんと主治医の先生に従ってください。

 

矯正治療

歯並びやかみ合わせが良くないことで顎関節症を発症してしまうこともあります。歯並びが起因して顎関節症につながってしまっている場合は矯正治療をし歯並びやかみ合わせを良くして、症状が変わるかを見ることもあります。

 

ただ、矯正治療をして歯並びが良くなれば必ず顎関節症が良くなるわけではありませんので、矯正治療をするかどうかはしっかりこれも主治医の先生と相談をしたうえで決めてください(成人の方の矯正治療は始めると数年はかかってしまいます)。

 

外科的治療

症状がひどく上記の療法では改善が見込めない場合に検討しますが、最近ではあまり用いられていません(治療の難易度が非常に高く、専門の大きな口腔外科のある病院でしかほとんどできないためです)。

 

例えば関節円板という上顎と下顎の間でクッションの役割をしている円板が損傷や変形して強い痛みが続いてしまっている場合や、顎関節周囲の膜や組織に癒着が起きてしまっている結果、顎を十分に動かせなくなってしまっているときなどに、顎の関節内に注射をしたり、関節腔内の洗浄をしたり、手術を行い改善していくかを見ていくこともあります。

 

 

以前の顎関節症の原因・症状を書いたブログで記載した通り、顎関節症は様々な要因が重なり合っていることが少なくありません。顎関節症でお困りの方は、できる限りしっかりと主治医の先生とコミュニケーションをとって診断を受けてください。顎関節症の原因や治療方針を主治医の先生から聞くことももちろん大切です。しかしそれ以上に、今までの経緯を丁寧に伝えてください。日常生活の些細なことから顎関節症が始まっているかもしれません。

 

今日はこの辺で・・・。

 

これで顎関節症シリーズ いったん終了

 

 

 

 

の予定でしたが、近々 子供と顎関節症についてブログで書かせていただいて終わろうと思います。

 

「子供なのに顎関節症!?」と思われた方いらっしゃるかもしれませんが、最近増えてきているんですよ。