受け口(反対咬合) Q&A

投稿日:2016年6月4日

カテゴリ:子供の歯と歯ならびのおはなし

こんにちは、6月8日 開院5周年の日までカウントダウンの わだち歯科クリニック   院長  森 俊輔(モリシュン)です。

 

今日は受け口(以下 反対咬合と表記します)についてよく聞かれることを一気にまとめて書いてみようと思います。

 

Q 自然に治りますか?永久歯が生えるまで様子を見てても良いですか?

永久歯が生えるときに自然に治ることがあります。ただ確率は低いです。以下の場合は極めて経過観察では改善は難しいと考えています。

・反対になっている下の歯が5~6本

・逆のかみ合わせが深い

・ご家族や近親に反対咬合の人がいる  

わだち歯科クリニックでは反対咬合のお子様の多くの方に早期初期治療が必要と考えています。

 

Q そもそも反対咬合は治したほうがいいの?

かみ合わせが悪いからといって成長発育が大幅に遅れることは基本的にはありません(全く無いわけではありませんが)。ただサ行・タ行の発音に特徴的な舌足らずのしゃべり方が見られたり、食べ方に特徴が出たり(ワニのような食べ方といわれます)など、発音や食事に問題が現れることもあります。

 

しかし、我々が治療を進める一番の理由は審美的な理由です。反対咬合特有の顔貌に劣等感を感じることがあります。心の負担を軽くしてあげることが目標です。

 

Q 早く治したほうがいいの?

かみ合わせを逆のままにしておくと、下顎骨が過成長しやすい状態が続きます。下顎骨が取り返しのつかないほど大きくなってしまう前に逆のかみ合わせは治しておくべきです。早ければ早いほど本人の負担は少なくなりますし、年齢が高くなると治療の選択肢が少なくなります。

 

Q どうして反対咬合になるの?

嚥下(物を飲み込む)するときの舌の位置が悪いのかもしれません。舌の位置が悪いと嚥下のたびに舌が下の前歯を前方に押す力をかけてしまいます。つまりは、舌と口の周りの筋肉が正しく機能・発達していないと反対咬合を含めた不正咬合になりやすくなります。

 

Q 反対咬合は遺伝するの?

絶対遺伝するわけではありませんが、高い確率で遺伝します。顔の形は両親に似てきます。つまり残念ですが、反対咬合の家系はあります。ですが早期に対応することで改善できることも少なくありません。遺伝の有無にかかわらず、気になる場合は近隣の歯科医院を受診することをお勧めします。

 

Q どうやって治すの?

反対咬合の程度や矯正治療を開始する年齢によって使う矯正装置は異なってきます。まずは上にも書いた通り、気になったときに歯科医院へ相談をしてみて下さい。そして先ほど書いたように年齢が上がってしまうほど使える矯正装置が少なくなってしまうかもしれません。当院では“ムーシールド”や“拡大床”と呼ばれるものをよく使います(それぞれの説明はまた後日ブログでさせて下さい)。もちろんその2種類しか取り扱っていないわけではありません。

 

Q 一度治したらもう大丈夫ですか?

下顎は小学校高学年から中学校頃に急激に成長発育する時期を迎えます。なので装置を用いて反対咬合が治ってもその成長によってまた反対咬合になってしまうということが時々あります。なので治った後も定期的に歯科医院で検診がてらチェックを受けてください。目安は高校卒業くらいまで3~6か月に1度くらい定期検診を受けてください。

 

とにかくお子様に反対咬合が見られ、それが気になるなら早めにかかりつけの歯科医院もしくは近隣の歯科医院を一度受診し相談してみて下さいね。

 

 

・・・・・取りあえず今日は以上です。我ながら今日のブログは力作だと思うんですが、みなさん どうでしたか??


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