歯の日頃の手入れ方法

投稿日:2016年5月23日

カテゴリ:大人向けの歯のお話

今日は普段日常生活でのお口の中のケアの仕方について書いてみます。

 

わだち歯科クリニックでは成人小児含め非常に多くの方に定期的メンテナンス(お子様の場合はフッ素塗布)に来院していただいています。そういう健康意識が高い方がこの地域に一人でも多く増えることを願っています。

 

でも日頃はご自宅で歯ブラシをしなくてはいけませんよね。今回はそんな日ごろのケアの仕方(掃除の仕方)などを書いてみたいと思います。

 

 

歯ブラシの回数

理想は物を食べたその都度磨いてほしいです。朝食・昼食・おやつ・夕食・夜食と1日5回食べる人がいれば5回磨いてほしいのですが、なかなかむつかしい場合もありますよね。昼ごはんは会社で食べるから磨けない…、などその方のライフスタイルによっては限界はあると思います。

 

その場合は、最低でも1日2回磨いてください。その2回は、朝と夜を推奨します。

 

虫歯の原因となる細菌も歯槽膿漏(歯周炎)の原因となる細菌も、就寝時に一番活動します。言い換えると、寝ているときが一番虫歯になりやすい時間帯ということです。歯周病もそうですが、就寝時に唾液の量が減るからです。その結果、細菌が活動しやすい環境になってしまいます。

 

なので、その時間帯の前後は必ず磨いてほしいです。前=就寝前、後=就寝後(つまり朝)です。朝の歯磨きについてですが時々「朝起きてすぐがいいか朝食後がいいか」と聞かれます。個人的にはこれについては、どちらでもいいと思っています。朝はみなさん忙しい時間帯だと思いますので、時間を作りやすいほうでいいのではないでしょうか。

 

あと最近聞かれるのですが「食べてすぐ磨いたほうがいいか、少し時間を空けて磨いたほうがいいか」という質問ですが、これについては非常に諸説あります。言い換えればまだどちらがいいという絶対的な見解が無いということになります。ですが個人的意見を言わせていただくと、そこまでこだわる必要はないが、意識できるのでは少したってから磨いてほしいと考えています。

 

少したってから磨いてもらいたいと考える理由は、食事中及び食事直後は唾液がたくさん出ています。唾液には抗菌作用や殺菌作用、歯の再石灰化作用もあるので、そういう効果を待ってからでも歯磨きはいいのでは、と考えています。

 

あと、最近食べてすぐは磨かないほうがいいという説の背景には、酸性の食べ物(梅干しや酢を使ったものなど)を食べてすぐ磨くと、食べ物の酸によって歯を溶かしてしまい(酸蝕症といわれています)、かえって溶けやすくなってしまうという考えから来ています。それもあるため、当院としては少し空けてからのほうがいいと思っています。ただ食べてすぐのほうが時間が作りやすいのなら、それでもいいと思います。

 

そこを気にするより、まずは歯ブラシの回数を最初に意識していただければ、と思います。

 

 

歯の磨き方

歯を磨くときは1本1本を磨くことを意識してください。あまり大きく歯ブラシを動かしすぎると、細かい部分に磨き残しが残りがちです。そして一番しっかり歯ブラシを当ててほしいのが歯と歯ぐきの境目です。そこに磨き残しがたまりやすく、かつそこに長期間ためたままだと歯周病を進行させる要因となります。具体的な磨き方当て方はまた後日ブログで書きます。歯ブラシのテクニックとしていろいろな方法があるので、その説明だけでもかなりのボリュームになってしまいます。

 

歯磨き粉の量

歯磨き粉のテレビコマーシャルを見ると、歯ブラシの毛が全て隠れるくらいいっぱいつけていますが、あんなにつける必要はありません。あまりつけすぎると、歯磨きの中には研磨剤が含まれているものも多く、かえって歯を削ってしまいやすかったりするので、つけすぎもよくありません。

 

歯磨き粉の量は毛が並んでいる部分の面積の1/3~1/4くらいにつけていただければ十分です。つけすぎれば歯磨き粉の消費も早まり、もしかしたら歯磨き粉を作っている会社は喜んでるかもしれませんね(笑)

 

 

また後日、もう少し細かい磨き方などの話を書いてみます。