離乳食の与え方 その2
投稿日:2018年6月15日
カテゴリ:子供の歯と歯並びのお話 赤ちゃん子育てヒント
今日は離乳食について書いてみようと思います。
離乳食は栄養を摂るためだけではなく、赤ちゃんが食べる喜びや楽しみを覚える第一歩でもあります。
そして食べ物を咬んで飲み込むという行為を学ぶとともに、食べ物をくわえて唇の動かし方や筋肉を発達させることによって、唇の力もつけていきます。
唇の力は、言葉の発音にも大きく関係してきます。
ここでちょっとワンポイントアドバイス
離乳食をあげる時のスプーンの使い方を気にしてみて下さい。
スプーンの先端を下唇に当てて、上唇が取り込むのを待って下さい。
これによって食べ物をしっかりと取り込む事ができるようになっていきます。
子供に離乳食を与える時、上記のような工夫をするほど生まれた時に厚く富士山のような形をしていた上唇も、離乳食を食べる時に上唇をしっかりと使うことで、次第に薄く平坦化してきます。
生まれたばかりの赤ちゃんの富士山型の上唇 かわいいですけどね(#^^#)
離乳食を子供の口の中に放り込むような、スプーンを強引に口の中に入れる(押し込む)ような与え方だと、唇や舌は成長しにくくなってしまいます。
お母様にとっては口の中に押し込んだほうが離乳食を与えている時間は短縮できるとは思いますし、楽かもしれません。
ですがお子さまの成長だけを考えると、その方法はあまりお勧めしたくはありません。
離乳食は食事のスタートと言っても過言ではありません。
食べ物を目で見て匂いを鼻で感じ、口に入れ、そして味を感じる(味を覚える)。
それで食べることに興味を覚え、その先の手づかみ食べに移行していきます。
食べる楽しみや喜びを感じながら、健やかに成長していくことを願っています。
歯医者デビューは いつからさせたらいいの???
よく聞かれる質問です。
「子供をどのタイミングで歯科医院に連れてこればいいですか??」
正直この質問は、歯科医院ごとで考えは違うと思います。
・乳歯がすべてそろってから(だいたい3歳前後くらい)
・奥歯の乳歯が出てきてから(だいたい1歳半くらい)
・虫歯ができたら(そういう先生は少ないと思いますが)
最近では≪マイナス1歳から通う≫と言う歯科医院さんもいらっしゃいます。
このマイナス1歳という言葉、聞いたことはありますか?
お子様が生まれた時が0歳なので、それよりマイナス1歳(マイナス1年)・・・つまりお母様が妊娠したら歯科医院にまず行きましょう、、、
という考えです。
当院としての考えは<早いに越したことは無い>と思っています。
マイナス1歳、お母様が妊娠した時点で来て下されば色々な情報のご提供ができるかもしれません(毎月1回 0~2歳くらいのお子様の話を中心に ママ赤ちゃん子育て教室 を開催しています)。
歯が出始めたら、定期的なフッ素塗布を始めたほうが良いと考えています。
地域のお子様たちが健やかに育つことを願っています。
良ければ参考にしてくださいね。
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