矯正治療で歯が動く理由

投稿日:2016年3月30日

カテゴリ:子供の歯と歯ならびのおはなし

今日は、矯正治療で歯が動くメカニズム(?)理由(?)について書いてみたいと思います。

いつものブログに比べて、少し難解かもしれません。興味持って下さったり質問があれば、是非直接お声がけ下さいね。

そもそも矯正治療でなぜ歯が動くのでしょうか?

歯は骨吸収(こつきゅうしゅう)と骨形成(こつけいせい)によって動きます。

骨吸収とは、破骨細胞(はこつさいぼう)という細胞によって、古い骨が分解されて壊されていくことです。

骨形成(こつけいせい)とは、骨芽細胞(こつがさいぼう)という細胞によって、新しい骨が作られることです。

人の骨は、絶えず骨吸収と骨形成を繰り返しています。

人間の場合、約5年で全身の骨が入れ替わると言われています。これを骨の代謝機能といいます。

歯列矯正は歯の代謝機能を利用し歯を動かします。

歯は歯槽骨という骨に埋まっています。

歯の埋まっている部分(歯根部といいます)は、歯根膜という膜に覆われていて、矯正は歯にブラケットという器具(針金)をつけたり、取り外し式の矯正装置やマウスピース型の装置などで歯を動かしたい方向へ力を加えて動かしていきます。

歯は100グラム程度の弱い力を長時間加えると、圧迫された方向(圧迫側)に動きます。

この時、動かしたい方向の歯根膜と歯槽骨は引っ張られ、その逆側の歯根膜は圧迫されるという現象が起きます。

圧迫される側は破骨細胞によって骨が破壊されて隙間ができ、その隙間に歯が動きます。そして歯が離れる側は骨芽細胞によって新しい骨が作られます。

こうして歯が動きます。

歯が動くスピードは1か月に約0.5ミリ~1ミリ程度です。

しかし矯正のため歯を動かす距離は平均して3~5ミリ程度なので、矯正治療には時間がかかるのです。

良ければ参考にして下さいね。

少し難しすぎましたよね?

すいません。

ご興味持たれた方は是非いろいろ聞いてくださいね。