歯周病菌と活性酸素

投稿日:2016年3月29日

カテゴリ:食と栄養・サプリメントコラム

今日は歯周病菌と活性酸素について書かせてください。

歯周病菌は歯周ポケットに入り込み、歯の根元に残った磨き残し(食べかす)などを餌にしながら増殖し続けます。

そして毒素を放出しながら歯肉の組織を破壊していきます。

ですが体の防御システムが歯周病菌の侵入を防ぐために白血球を送り出して応戦します。

この時に菌を退治するために発生させた大量の活性酸素は細菌だけでなく歯の周りの健康な組織までも傷つけてしまいます。

歯ぐきが腫れたり出血したりするのはそのためです。

もちろん体には免疫力があるので破壊された組織を修復しようともします。ですが、すぐにまた次の歯周病菌(細菌)の攻撃が起こり、歯周病菌が免疫力・抵抗 力を上回ると歯を支える骨(歯槽骨 しそうこつ)まで被害が及び、歯を支える事ができなくなり、歯がグラグラしてきてしまいます。

歯周病菌が増えると、歯肉の血管に入り込み血液に乗って全身に回ってしまいます。

身体のあちこちで歯周病菌と白血球のせめぎあいが繰り広げられ、活性酸素によって全身の「老化」を加速させてしまいます(活性酸素によって、体の中がさびやすくなり、老化につながります)。

こうした活性酸素への対抗手段として身体には抗酸化力が備わっています。

しかし抗酸化力は加齢とともに減少していきます。抗酸化力は20歳頃をピークに、その後は年々減少していってしまいます。

歯周病が40~45歳くらいから急速に悪化するのもそのためです。

成人の85%以上の方が罹患している歯周病ですが、治療をしている方は2割弱、さらに定期的に歯周病対策としての定期的メンテナンスを受けている方の割合はさらに低いのが日本の現状です。

歳を重ねるほど歯周病の治療・予防とともに、「抗酸化成分」を日々の食事やサプリメントで積極的に補い、日頃から体内の抗酸化力・免疫力を高めておくことが重要です。

今日の記事は少し分かりづらいと思います。

当院に来院してくださってる方は、遠慮なく質問してくださいね。

※ 記事の内容からブログ『歯のお話』と『栄養療法・サプリメントコラム』の2つに掲載させていただきます。