8020達成者の割合 ~歯科疾患実態調査より~

投稿日:2017年6月6日

カテゴリ:大人向けの歯のお話

ここ最近、歯科医療従事者として非常に気になる記事を2つ見つけました。

 

今日からその2つを紹介しつつ、私見を述べさせていただきたいと思っています。

 

今日はその1つ目です。

 

6年に1度行われている(最近5年に1度に変わったようです)歯科疾患実態調査の結果が先日発表されました。

 

今回初めて抽出されたサンプル数のうち、8020達成者が初めて5割を超えました

 

その事が書かれた記事もご紹介しておきますね。もしご興味持っていただけたらぜひそちらもご覧下さい(記事は こちらをクリックしていただければ移動します )。

 

8020とは、80歳になっても20本以上歯が残っている方のことです。

 

この20には、虫歯治療した歯も含まれています。つまり金属がかぶさっていても歯を抜いていなければ1本とカウントされます。

 

ちなみに、ご自身の歯の本数って何本あるか把握していますか?

 

そして、過去に歯の神経を取った歯の本数、分かりますか?

 

個人的にはその2点は把握して欲しいと思ってます。

 

記事は口の中のケア用品の充実と、定期的に歯科医院に通う方が増えてきた結果、と結論づけられていました。

 

ボクもその通りだと思います。

 

そしてそれとは別に、《早期発見・早期治療》という昔によく言われた風潮が廃れてきたことも影響していると考えています。

 

岡山大学の森田教授の出したデータによると、保険治療のプラスチックの寿命は5.2年、部分的な金属は5.4年、歯全体を覆う銀歯は7.1年だという報告があります

 

詰め物やかぶせ物は長年使えば使うほどすり減ったり削れてきたりします。

 

そして歯と、保険治療で用いる材料(金属であってもプラステックであっても)とでは硬さが大きく異なるため、どうしても詰め物と歯の境界部にはすり減るスピードに差が生じ、その部分に隙間が生じやすくなります。

 

その結果、金属は接着剤でつけるのですが、その接着剤は生じた隙間から溶けていき、結果金属が外れます。

 

さらに上記理由により保険治療の材料は隙間ができやすく、隙間から虫歯にもなりやすい材料でもあります(だからこそ寿命が5~7年なんです)。

 

最初は虫歯が小さく、プラスチックで治しても、虫歯できたり外れたりして治す材料が金属になり、それがまた虫歯になり、歯の神経を取ることになる。

 

歯の神経を取ると歯が感染しやすくなったり割れやすくなるのですが、そういう症状が出てしまい、最終的には歯を抜くことになってしまう。。。

 

抜く歯が増えると入れ歯を入れなくてはならなくなってしまう。。。

 

そんな悪循環にはまってしまい歯を失っていく方が、実は少なくありません。

 

だからこそわだち歯科クリニックは、虫歯を見つけても《早期発見・長期観察》を推奨しています

 

早期発見・長期観察は、歯の寿命を短くしたくないという想いから、です。

 

最初の虫歯治療が、最終的な抜歯や入れ歯への階段の1~2歩登り始めたということだと思っています。

 

そういうことにならないようにかかりつけ歯科医院を見つけ、定期的に予防をすることを考えていただきたいと当院では考えています。

 

・虫歯を作らない

・虫歯ができてしまっても、大きくしない

 

そのためにできることを提供させていただきます。

 

マイナスをまずは0に。

0をプラスに。

場合によっては0をマイナスにしないように。

 

その方々にふさわしいと思うことを提供させてください。

 

8020達成者が50%で喜んでいる2017年から、60%・70%が当たり前という時代を、私たちわだち歯科クリニックと迎えませんか?

 

今日は、この辺で・・・。

 

それでは。